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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.187     2007/12/2  発行部数 1129
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。いつのまにか12月。でも、今日も布団を干せるお
   だやかな天気。年々地球が温かになっているのを感じます。さて、
   今日はちょっと残念な話です。
   
          (^o^) 親は何を言えばいいか2
   
    昔、お母さんの残念な言葉を聞きました。
   
    男の子がものを女の子に投げつけて、女の子が顔に怪我をしまし
   た。それを男の子のお母さんに伝えると、「息子から聞いています。
   女の子の悪口がひどいので息子ががまんしきれなかったようですね。
   」という答えが返ってきました。
   
    確かに、このけんかの原因は、悪口の言い合いです。それも、再
   現させてみると、そのお母さんのおっしゃるように、女の子の口の
   方が悪いようです。
   
    息子さんからその話を聞いたら、お母さんはまずその女の子の家
   に駆けつけて、頭を下げてくれると、私は思っていました。お母さ
   んの一言を聞いて、とても残念でした。
   
    交通事故を起こした時、アメリカでは絶対に先に謝ってはいけな
   いと子どもに教える。そう言われていた時代がありました。アメリ
   カでは、トラブルのほとんどを裁判で決着をつけるので、裁判に不
   利なこと(先に謝ったら自分の非を認めることになる)はしてはいけ
   ないからだそうです。
   
    私はアメリカで暮らしたことがないので、これが本当かはわかり
   ません。でも、もしそうならば、寂しいことだなあと思いました。
   
    ひどいことを言われて、暴力でそれをやり返し、相手に怪我を負
   わせてしまった。言われたことがどんなにひどいことだとしても、
   相手の顔に傷を負わせたことに対しては、まず、心から済まないと
   思ってほしい。これが私の考えです。
   
    そのトラブルはどちらに原因があるか、だけを解決の方法として
   終わらせたら、両者は、その後、まったく人生を交わらせることな
   く終わるでしょう。短い人生の中、出会える人の数はごく少ないの
   ですから、これはとてももったいないことだと思います。
   
    たとえトラブルの根本原因が相手にあったとしても、自分に非の
   ある部分はきちんと頭を下げる。互いに自分の非のある部分を認め
   相手を許すことによって、自分の心も救われます。そして、その後、
   大事な友達になっていけるのです。
   
    その男の子、最初は、お母さんの口調と同じで、相手が悪いの一
   点張りでした。でも、私と話すうちにわかってくれて、女の子に頭
   を下げました。すると女の子の態度も一変、もう二度とあんな悪口
   はいいません、ごめんなさい、と頭を下げました。
   
    このクラスは、その後、とても温かな雰囲気のまま、卒業してい
   きました。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★