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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.191     2007/12/28  発行部数 1124
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今年もあと少し。年賀状は書きましたか。
   
    今年は郵政民営化で、年賀状のCМも、二宮くんをはじめ豪華に
   なったので、年賀はがきの売り上げも増えたようです。
   
    儀礼廃止と声高に言う人もいますが、儀礼では哀しいですね。
   
    私は年賀状が好きです。本当は親しく思っていたり、もっと親し
   くなりたいと思っているのに、普段の生活の中では、なかなかおつ
   きあいができない人がいます。
   
    そういうみなさんに、ごあいさつできるチャンスを郵便局が作っ
   てくれているんだとずっと思ってきました。
   
    さて、お子さんは、どんな冬休みを過ごしていますか。
   
            (^o^) ごあいさつ
   
    冬休みならではの勉強に「ごあいさつ」があります。
   
    お正月というのは、日頃会わない人を訪ねたり、お客様に迎えた
   りする機会がいつもより増えるときです。知らない大人にきちんと
   あいさつができることは、言葉の能力や思考力を高める上で大変役
   に立ちます。
   
    きちんとしたあいさつができていれば、たくさんほめてやりましょ
   う。とてもがんばっている証拠です。
   
    うまくできないと、子どもの頭をつかんでお辞儀をさせようとす
   る親もいますが、これは逆効果です。子どもはあいさつそのものを
   嫌いになってしまいます。
   
    そういう時は、大人同士がきちんとあいさつをかわし、お手本を
   みせてやるだけで充分です。
   
    さて、日頃家でいばっているお父さん、お母さんが、お客様の前
   で、いつもないような礼儀正しさでお辞儀をしているのを見たお子
   さんは、どう思うでしょう。
   
    これは、真っ二つに分かれます。
   
    ひとつは、「いつもいばっているくせに、ぺこぺこして、情けな
   い」と親にがっかりする場合。
   
    もうひとつは、「いつも威張っているお父さんにも、こんなに尊
   敬する人がいるんだ」と世界が広いことを実感する場合。
   
    この分かれ目は、お客様が帰った後の最初の親の一言です。
   
    「あ〜、疲れた」で始まって、そのお客様の話を始めたら、子ど
   もは前者になります。
   
    「あの人に会えて本当にうれしい」で始まって、そのお客様の話
   を始めたら、子どもは後者になります。
   
    子どもは大人の言葉や仕草を真似しながら、心や精神を真似して
   いくんですね。
   
    春までに200号をお届けできるよう、来年もがんばります。こ
   れからもよろしくお願いします。では、よいお年を。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.192     2008/1/6  発行部数 1120
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    あけましておめでとうございます。
    「おやぢの補食」
    http://blog.so-net.ne.jp/hoshoku/2007-12-30#comments 
   というブログで、詩集を取り上げていただき、たくさんの感想をい
   ただきました。ありがとうございます。
    詩集の残部がまだ手元にありますので、ご希望の方はご連絡くだ
   さい。
   
    さて、お正月。親子でいっしょにどんなことをしましたか。
   
           (^o^) 道具と機械
   
    テレビゲームは、遊び道具の大きな進化です。生物の進化になぞ
   らえれば、海から陸に上がったくらいの大きな進化です。
   
    テレビゲームによって、子どもたちはヴァーチャルな世界の中で、
   ありとあらゆるものを経験できるようになりました。画面にのめり
   込んでいる時間は楽しくて仕方がないでしょう。
   
    しかし、わすれてはいけないことがひとつあります。それは、テ
   レビゲームが道具ではなく機械であるということです。
   
    道具は人間の力で動く、いわば手の延長です。ですから、道具を
   うまく使うためには、それなりの練習が必要ですし、その練習によ
   って、脳、神経、筋肉の力やセンスはアップします。
   
    しかし、機械であるテレビゲームは、コントローラー、キーボー
   ド上でのわずかな指の動きで、簡単にヴァーチャル世界を自由自在
   に動くことができます。
   
    指の動きにも熟練は必要でしょうが、それだけでは人間としての
   能力は大きくダウンします。昨年やっと任天堂がそれを補完するコ
   ントローラーの発売を始めました。ヒット商品になったということ
   は、多くの人が、遊び道具ではなく、「遊び機械」の氾濫に危惧を
   覚えた証拠です。
   
    道具のよさは、二つあります。
   
    一つは、使いこなすために苦労すること。苦労すればするほど人
   間の力は進歩し、できた時の喜びは大きいものです。困難なことが
   あればあるほど、幸せは大きくなります。
   
    二つ目は、道具そのものを改良できること。独楽、めんこ、凧…、
   子供の頃、もっとよくなるように、私たちは誰もみな、遊び道具を
   自分の手で改良してきました。
   
    しかし、テレビゲームのプログラムを書き換えたり、コントロー
   ラーを改良して自分で作ってしまう小学生には、まだ出会ったこと
   がありません。
   
    テレビゲームは小学生の手に余る遊び機械なのだと思います。
   
    余計な話になりますが、私が6年生の頃流行ったのは、酒瓶の蓋
   集めと、プラモデルの車のレースでした。
   
    当時の大人は、「最近の子は、昔ながらの遊びをしない」と残念
   がっていたようです。時代が変わっても、大人の台詞は同じですね。
   
    ただ、言い訳をすれば、酒瓶の蓋集めのために大人と交渉すると
   いう技は高まりました。
   
    プラモデルの車のレースでは、友達と同じプラモデルを買って、
   人と違う、人より早い車に作り上げる工夫をしたことで、いろいろ
   な道具を使えるようになりました。
   
    また、レースは最初、おもちゃ屋さんのレース場で行っていまし
   たが、みんなでレース場を作ってそこで大会を開くようにもなりま
   した。
   
    今の子どもたちが大好きなテレビゲーム。どんな工夫をしている
   か、楽しみでもあります。
   
    冬休み、お子さんは「道具」で遊びましたか。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.193     2008/1/13  発行部数 1121
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。明日は、高校サッカーの決勝戦。藤枝東高校が選手
   権の決勝まで進むのは、私が高校1年生の時以来です。明日は国立
   で応援します。もし思い出したら、中継の時間にテレビのスイッチ
   を入れてみてください。
   
    一昨日、子どもたちの身体測定をしました。年に3回行うのです
   が、6年生は小学校最後の身体測定です。
   
    小学生は、測るたびに成長しているので、測り甲斐があります。
   子どもたちも自分の伸びに素直に喜ぶので、こちらもうれしくなり
   ます。
   
    保健室の先生は、身体測定のたびに保健の話をしてくださるので
   すが、今回は最後の身体測定ということで、心の持ち方が体に大き
   く影響するという話をしてくれました。
   
    エジソンを題材に話したいということで、私もいっしょに考えま
   した。今日は、その話です。
   
          (^o^) エジソンの発明ノート
   
    エジソンは、「針金のようなものに電気を通せば、それが熱を持
   ち光るので、電球を作り出せるはずだ」と考えました。
   
    ところが、光らせようとして針金の部分に、どんなものを使えば
   よいか、というところで壁にぶつかりました。
   
    材質や太さによって、一瞬で焼ききれたり、なかなか熱くならな
   かったりと、ちょうどよいものがなかなか見つからないのです。
   
    「これなら大丈夫だ」と思ったものが、一瞬で焼き切れてしまっ
   た時、君なら、実験ノートに何と書きますか。
   
    きっと多くの人が「この実験は失敗だ。もっとよいものを探そう」
   と書くでしょう。
   
    でも、エジソンは違いました。「大成功だ。この材料は使えない
   ということがよくわかった。これで、ちょうどよいものが探しやす
   くなる」と実験ノートに書いたのです。
   
    エジソンは、この「大成功」を何千回も繰り返し、とうとう電球
   にぴったりのものを見つけました。
   
    もし、エジソンが「失敗」とか「だめだ」というような言葉を実
   験ノートに書いていたら、彼は発明王にはならなかっただろうと言
   われています。
   
    プラスの言葉を使う、自分で自分を認め、自分を好きになるとい
   うのは本当に大事なことです。心の持ち方は体にも大きく影響しま
   す。
   
    自分が好きになって、自分を大事にすることを中学生になっても
   忘れないでください。
 


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.194     2008/1/19  発行部数 1125
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    こんにちは。先週は国立競技場で、いろいろなことを学びました。
   ホイッスルが鳴った瞬間、勝ったチームも負けたチームも泣きだす
   ほど、すごい日々を彼らは送ってきたんだと感動しました。
   
            (^o^) 半分あける
   
    最近の親は躾ができない、家庭でしつけるべきことを学校に押し
   付けている。
   
    こう言われ始めてずいぶん経ちます。
   
    本当にそうなのか。学校に勤めている者の立場から言えば、確か
   にその通りです。
   
    しかも残念なことに、20年前は「躾ができていなくてすみませ
   ん」と、たとえ躾ができていなくても、それは本来家庭でするべき
   ことだということがわかっていた人が多かったのですが、この頃は、
   まったくその意識さえない親も増えています。
   
    親はもっと躾をちゃんとするべきだ、という結論で終わるのが、
   一般的な教育論評ですが、ちょっと見方を変えてみましょう。
   
    全体がこういう状態だということは、躾が普通にされている子は、
   とても目立つということです。
   
    もちろん、できているのはいいことなので、周りの人の評価は上
   がります。
   
    評価を上げることを目的に生きるのはおかしいという人もいます
   が、評価が上がるというのはいいことです。
   
    まず、高く評価してくれた人から大事にされます。大事にされ、
   愛されるというのはほんとうにうれしいことです。
   
    高い評価をされていると、それ以後の言動をプラスのフィルター
   を通してみてもらえます。
   
    自分では何でもないと思っている言動が、プラスのこととして見
   られる中から、さらに自分の才能や可能性が広がっていきます。
   
    小学生は頭と体と心が直結しています。例えばあいさつがしっか
   りできるとほめられたことで気持ちがよくなり、突然勉強ができる
   ようになったという例はたくさんあります。
   
    話がそれましたが、お父さん、お母さんは自分の親からどんなこ
   とをうるさく言われてきましたか。それをいくつか思い出し、お父
   さん、お母さんの言葉に直して、お子さんに伝えてください。たっ
   たそれだけで、お子さんの学校での活躍ぶりは変わります。
   
    例をひとつ。
   
    学校では、廊下の右側を静かに歩きましょう、とうるさく言いま
   す。このかんたんなことができるだけで、よい子だと認定されます。
   
    私は低学年の子どもたちには「右側を歩きましょう」と言います
   が、高学年の子どもたちには、「右側」という言葉は使いません。
   「半分あけなさい」と言います。
   
    低学年の子には「右、左」がわかりやすいのですが、大事なのは、
   「右か左か」ではなく、他の人のために道を半分空けておくという
   ことだと思うからです。
   
    みなさんが昔、親からうるさく言われてきたことはどんなことで
   すか。ぜひ教えてください。それをここに集めるだけで、「よい子」
   がたくさん増えていくと思います。よろしくお願いします。
    

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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.195     2008/1/27  発行部数 1130
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。私の学級でもインフルエンザがまわり始めました。
   2日くらいの潜伏期間を経て、突然高熱が出ます。気をつけてくだ
   さい。
   
           (^o^) 行儀よい靴
   
    先週の続きで、普通にちゃんとできていれば、それだけで「よい
   子」だと目を引くことがらです。
   
    ○靴箱に靴をそろえて置く。
   
    朝、職員室から教室に行く前に靴箱を経由していく担任はたくさ
   んいます。今日は全員元気にそろっているかどうか、一目で確かめ
   られるからです。
   
    毎日見ているので、靴を見ただけで、その子の中味まで見えるよ
   うな気がしてきます。毎日きちんと靴がそろえられている子は、躾
   がしっかりできていると感じます。
   
    たとえば、そういう子の靴が、ある日突然乱れたりしていると、
   今朝は家でお母さんと喧嘩でもしてきたのかな、と思い、教室に行
   った時、真っ先にその子を見ます。
   
    もしかしたら、誰かと喧嘩していて、その相手に靴を乱されたの
   か、いじめられているのか、などと心配したりします。
   
    日頃から靴の置き方が乱れている子については、そういうことを
   想像する機会はありません。突然よくなった日は、それが続くよう
   に気をつけて見守ります。
   
    靴箱のみならず、トイレで履き替えるスリッパを、使用後しっか
   りそろえている子は、さらに高い評価をされます。
   
    前にも書きましたが、こういう子には、スリッパをそろえるとい
   う所作を無意識のうちに続けるうちに、「次の人のために」という
   やさしい心が生まれることがわかっています。
   
    私の勤める学校も例に漏れず、トイレのスリッパはなかなかそろ
   えられません。でも、私の教室の前のトイレは、放課後だけはきれ
   いにそろっています。ある子が、帰りに必ずトイレをのぞき、そろ
   えて帰るからです。
   
    みんなで使うものを大事にする。他の人のためにできることをす
   る。
   
    こんな当たり前のマナーができるだけで、本当によい子に思える
   のです。
   
    家の玄関で口うるさく言う。いっしょに出かけた時には手本を見
   せ、場面によって靴の脱ぎ方を教える。子どもに煙たがられること
   も多いかもしれませんが、その子の未来のために必要なことをする
   のが大人の役目です。
   
    小さい頃覚えた所作は一生身につくものです。その所作が心を育
   てることも、とても多いのです。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
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