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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.192     2008/1/6  発行部数 1120
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    あけましておめでとうございます。
    「おやぢの補食」
    http://blog.so-net.ne.jp/hoshoku/2007-12-30#comments 
   というブログで、詩集を取り上げていただき、たくさんの感想をい
   ただきました。ありがとうございます。
    詩集の残部がまだ手元にありますので、ご希望の方はご連絡くだ
   さい。
   
    さて、お正月。親子でいっしょにどんなことをしましたか。
   
           (^o^) 道具と機械
   
    テレビゲームは、遊び道具の大きな進化です。生物の進化になぞ
   らえれば、海から陸に上がったくらいの大きな進化です。
   
    テレビゲームによって、子どもたちはヴァーチャルな世界の中で、
   ありとあらゆるものを経験できるようになりました。画面にのめり
   込んでいる時間は楽しくて仕方がないでしょう。
   
    しかし、わすれてはいけないことがひとつあります。それは、テ
   レビゲームが道具ではなく機械であるということです。
   
    道具は人間の力で動く、いわば手の延長です。ですから、道具を
   うまく使うためには、それなりの練習が必要ですし、その練習によ
   って、脳、神経、筋肉の力やセンスはアップします。
   
    しかし、機械であるテレビゲームは、コントローラー、キーボー
   ド上でのわずかな指の動きで、簡単にヴァーチャル世界を自由自在
   に動くことができます。
   
    指の動きにも熟練は必要でしょうが、それだけでは人間としての
   能力は大きくダウンします。昨年やっと任天堂がそれを補完するコ
   ントローラーの発売を始めました。ヒット商品になったということ
   は、多くの人が、遊び道具ではなく、「遊び機械」の氾濫に危惧を
   覚えた証拠です。
   
    道具のよさは、二つあります。
   
    一つは、使いこなすために苦労すること。苦労すればするほど人
   間の力は進歩し、できた時の喜びは大きいものです。困難なことが
   あればあるほど、幸せは大きくなります。
   
    二つ目は、道具そのものを改良できること。独楽、めんこ、凧…、
   子供の頃、もっとよくなるように、私たちは誰もみな、遊び道具を
   自分の手で改良してきました。
   
    しかし、テレビゲームのプログラムを書き換えたり、コントロー
   ラーを改良して自分で作ってしまう小学生には、まだ出会ったこと
   がありません。
   
    テレビゲームは小学生の手に余る遊び機械なのだと思います。
   
    余計な話になりますが、私が6年生の頃流行ったのは、酒瓶の蓋
   集めと、プラモデルの車のレースでした。
   
    当時の大人は、「最近の子は、昔ながらの遊びをしない」と残念
   がっていたようです。時代が変わっても、大人の台詞は同じですね。
   
    ただ、言い訳をすれば、酒瓶の蓋集めのために大人と交渉すると
   いう技は高まりました。
   
    プラモデルの車のレースでは、友達と同じプラモデルを買って、
   人と違う、人より早い車に作り上げる工夫をしたことで、いろいろ
   な道具を使えるようになりました。
   
    また、レースは最初、おもちゃ屋さんのレース場で行っていまし
   たが、みんなでレース場を作ってそこで大会を開くようにもなりま
   した。
   
    今の子どもたちが大好きなテレビゲーム。どんな工夫をしている
   か、楽しみでもあります。
   
    冬休み、お子さんは「道具」で遊びましたか。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★