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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.194 2008/1/19 発行部数 1125
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。先週は国立競技場で、いろいろなことを学びました。
ホイッスルが鳴った瞬間、勝ったチームも負けたチームも泣きだす
ほど、すごい日々を彼らは送ってきたんだと感動しました。
(^o^) 半分あける
最近の親は躾ができない、家庭でしつけるべきことを学校に押し
付けている。
こう言われ始めてずいぶん経ちます。
本当にそうなのか。学校に勤めている者の立場から言えば、確か
にその通りです。
しかも残念なことに、20年前は「躾ができていなくてすみませ
ん」と、たとえ躾ができていなくても、それは本来家庭でするべき
ことだということがわかっていた人が多かったのですが、この頃は、
まったくその意識さえない親も増えています。
親はもっと躾をちゃんとするべきだ、という結論で終わるのが、
一般的な教育論評ですが、ちょっと見方を変えてみましょう。
全体がこういう状態だということは、躾が普通にされている子は、
とても目立つということです。
もちろん、できているのはいいことなので、周りの人の評価は上
がります。
評価を上げることを目的に生きるのはおかしいという人もいます
が、評価が上がるというのはいいことです。
まず、高く評価してくれた人から大事にされます。大事にされ、
愛されるというのはほんとうにうれしいことです。
高い評価をされていると、それ以後の言動をプラスのフィルター
を通してみてもらえます。
自分では何でもないと思っている言動が、プラスのこととして見
られる中から、さらに自分の才能や可能性が広がっていきます。
小学生は頭と体と心が直結しています。例えばあいさつがしっか
りできるとほめられたことで気持ちがよくなり、突然勉強ができる
ようになったという例はたくさんあります。
話がそれましたが、お父さん、お母さんは自分の親からどんなこ
とをうるさく言われてきましたか。それをいくつか思い出し、お父
さん、お母さんの言葉に直して、お子さんに伝えてください。たっ
たそれだけで、お子さんの学校での活躍ぶりは変わります。
例をひとつ。
学校では、廊下の右側を静かに歩きましょう、とうるさく言いま
す。このかんたんなことができるだけで、よい子だと認定されます。
私は低学年の子どもたちには「右側を歩きましょう」と言います
が、高学年の子どもたちには、「右側」という言葉は使いません。
「半分あけなさい」と言います。
低学年の子には「右、左」がわかりやすいのですが、大事なのは、
「右か左か」ではなく、他の人のために道を半分空けておくという
ことだと思うからです。
みなさんが昔、親からうるさく言われてきたことはどんなことで
すか。ぜひ教えてください。それをここに集めるだけで、「よい子」
がたくさん増えていくと思います。よろしくお願いします。
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