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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.198     2008/2/23  発行部数 1130
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。少し温かくなってきたような気がしますが、そちら
   はいかがですか。
   
    先週はお休みしてしまったのに、お見舞いのメールなどご心配い
   ただいて、ほんとうにうれしかったです。今週もよろしくお願いし
   ます。
   
          (^o^) 想像力は相手のために
   
    6年生の道徳。
   
    高校生の時に失明して、それ以後鍼灸院を開業したり、柔道でパ
   ラリンピックを目指しているMさんを講師にお招きして授業をしま
   した。
   
    Mさんが質問の時間をたくさん設けてくださるというので、前日、
   子どもたちに質問を用意させました。
   
    書き始めた質問は、「目が見えなくなって困ったことは何ですか」
   
   
    ・その質問は、1年生でも幼稚園児でも思いつく。
   
    ・その質問ではMさんは伝えたいことを全部伝えられるだろうか。
   
    ・もっとMさんの様子や心を想像して、質問を考えなさい。
   
    そう子どもたちに言いました。
   
    幸い、Mさんから、
   
    アイマスクをして
    ・テレビを見る
    ・給食を食べる
    ・人ごみを歩く
    ・道路を歩く
   という宿題が出ていて、前週みんなで体験していました。
   
    子どもたちは、しばらく考え、次々に新しい質問を考えました。
   
   
   ・声をかける時にどんなことに注意すればいいか
   ・道案内はどうやってすればいいか
   
    こんなふうに、子どもたちはより深い質問を生み出しました。
   
    翌日の授業では、全員が違う質問をし、Mさんはそれにていねい
   に答えてくださるというとても充実した道徳の授業になりました。
   
    相手の気持ちや立場をより深く理解して質問する。そうすると、
   相手の方から、より深い答えをいただけます。聞いた方も応えた方
   も、知識、心がより豊かになります。
   
    こういう質問ができる子は、どんどん力を伸ばします。
   
    こういう質問ができるようになるためには、体験が必要です。テ
   レビやテレビゲームでは、「質問を豊かにする体験」はできません。
   
   
    外国の様子を1日テレビで見るよりも、家の前の広場で1日誰か
   といっしょに何かをする方が、何万倍も経験が豊かになり、深い質
   問をする能力が伸び、力がつきます。
   
    お子さんを一人でテレビの前に座らせてはいけません。
   
    わたしはテレビが大好きだし、素晴らしい発明だと思っています。
   でも、素晴らしいがゆえに子どもには毒です。
   
    お父さんも、お母さんも毎日仕事でへとへとでしょうが、休日は
   もうひとふん張り、お子さんと体を動かし、体験をしてください。
   豪華な休日は必要ありません。何かをする時間が大事です。
   
    二人の子を育ててきての、私の反省かもしれません。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★