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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.221     2008/8/3  発行部数 1106
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。8月ですね。エアコンのないわが家はさすがに暑く
   て、冷房の効いた書店に逃げ込んでしまいます。お子さんは、元気
   にプールなどへ出かけていますか。
   
          (^o^) いっしょにやったら 
   
    私の勤める学校では、夏休みの最初に保護者のみなさん全員と、
   個別面談をします。
   
    春の家庭訪問の時には、保護者のみなさんから子どものこれまで
   の成育、家庭での様子などを聞くだけでしたが、夏休みの面談は、
   こちらからも4ヶ月間の学習の様子などについてお知らせします。
   
    と言っても、こちらからお伝えするばかりではなく、いろいろな
   ことを教えていただける機会でもあります。
   
    ですから、もし、こういう面談の機会があったら、遠慮せずに担
   任の先生に、いろいろなお話をしたほうがいいと思います。
   
    3年生A君のお母さんから、とてもよいお話を聞きました。
   
    春の家庭訪問の時、A君のお母さんから
   
   「今まで、忘れ物をしないように翌日の持ち物をいっしょに用意し
   ていたけれど、これを続けるといつまでも人に頼る子になってしま
   うような気もします。3年生になったから、一人でできるように、
   手伝わないことにしたほうがいいでしょうか」
   
   と聞かれました。
   
    私は「子どもが嫌がるまで手をかけてやった方がいいですよ。あ
   ふれてこぼれるほど愛情をふりかけられた子が、よい子になります」
   と答えました。
   
    A君のお母さんは、それからも毎日いっしょに「明日のしたく」
   をA君と続けました。
   
    明日の支度をしながら、ノートなどを見て、「今日はこんな勉強
   をしたんだねえ」という話をしていると、A君は「ここはわかった
   けど、ここはわからなかったんだよ」と話すようになったそうです。
   
    そのうち、A君は「わからないところを教えてほしい」というよ
   うになり、自分から進んで教わったり勉強したりするようになった
   ようです。
   
    以前、「予定帳で勉強する」というお話を書きました。
   
    3年生くらいであの話をそのまま当てはめるのは難しいので、ど
   うしようかと考えていましたが、A君のお母さんのお話が、その答
   えのひとつを教えてくれました。
   
    読書好きになるためには、まず、読み聞かせが必要なように、
   「予定帳で勉強する」のも、その前段階に「いっしょに明日のしたく
   をする」が必要だったんですね。
   
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.222     2008/8/11  発行部数 1106
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。オリンピックも高校野球も素晴らしいですが、やは
   り、子どもはテレビの画面だけからでは、何も得ることはないでしょ
   う。
   
    たとえ世界の超一流ではなくても、本物を見たり、本物と交わっ
   たりすることのほうが、お子さんの人生には重要です。
   
    せっかくの夏休み。もしお父さん、お母さんにお時間があったら、
   ぜひ、「生」を体験させてやってください。
   
          (^o^) 鉛筆ゴールド
   
    今週も、お母さんから聞いたお話からです。
   
    「うちの子、鉛筆の持ち方が直りました。ありがとうございます。
   もう、半分あきらめていたんです。」
   
    面談の時に、A子さんのお母さんがこうおっしゃいました。
   
    1ヶ月ほど前の記事に、鉛筆の持ち方ゴールドマスターのことを
   少し書きました。
   
    ここ数年、鉛筆の持ち方がよくなった子の名前を教室の掲示板に
   書く、ということをしてきました。
   
    授業で鉛筆の正しい持ち方を教え、子どもがその持ち方ができる
   ようになったと私が判断したら、その掲示板に名前を書きます。
   
    高学年には、どうしてその持ち方がよいのかということを、教え
   たり考えさせたりもします。
   
    どの学年でも、くわしく教えれば、その持ち方ができるようにな
   ります。
   
    「できる」ようになるのですが、「する」ようには、なかなかな
   りません。「意識すればできる、けれど、無意識にできるようにな
   ってはいない」子がほとんどで、1年が終わってしまいます。
   
    こちらが「鉛筆の持ち方はどうかな」というと、全員さっと正し
   い持ち方になりますが、計算テストなど、夢中で書いている時は、
   みんな元の変な持ち方に戻ってしまいます。
   
    「大人になって意識した時にできれば、いいか」と最近はあきら
   めていたところです。
   
    ところが、A子さんは、4ヶ月も経たないうちに、直ってしまっ
   たのです。
   
    できた理由は、まだはっきりわかりません。
   
    A子さんが、とても素直な心の持ち主であるか、すごい根性の持
   ち主なのかもしれません。
   
    A子さんのお母さんが「あきらめていた」とおっしゃったという
   ことは、ある時期、家で、そうとう厳しく教えられて、それがある
   日突然花開いたのかもしれません。
   
    また、くわしいことがわかったら、この紙面で報告しますが、ひ
   とつだけ確かなことは、A子さんは、これから一生、どんな時も、
   鉛筆の持ち方が正しいということです。
   
    10歳までに一度身についたものは、無意識のうちに使え、様々
   な幸運を呼ぶ、一生の宝です。
   
    お父さん、お母さんは、お子さんにどんなことを身につけてほし
   いと思っていますか。
   
    オリンピックを見ていると、この競技、明日から習わせちゃおう
   かしら、などと欲も出てきますが、子供たちが身につけて幸せに
   なれるものは、もっと他にもたくさんあります。
   
    お箸の持ち方、あいさつ、笑顔…。
   
    お父さん、お母さんが人生でいちばん大事にしているものをお子
   さんの体に埋め込んでください。鉄は熱いうちに打て。(^o^)
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.223     2008/8/17  発行部数 1106
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    こんにちは。入道雲を見ると、夏が過ぎていくのだなあと感じま
   す。今年の夏は、いいことがたくさんありましたか。
   
          (^o^) 街で目を閉じて、見る
   
    家族でキャンプをするなど、子どもたちは自然にふれると、それ
   だけで感性が豊かになっていきます。
   
    大人がゆったりした気持ちになれる自然の風景は、子どもにとっ
   ては刺激いっぱいのワンダーランド。
   
    見る、聞く、嗅ぐ、さわる…、自然にあるものは、子どもの持っ
   ているすべての感覚に訴えかけてきて、子どもの感覚を成長させま
   す。
   
    海、山にでかけて、そこに触れるだけで子どもの能力は上がって
   いくのです。
   
    でも、街の中でも感性は育ちます。
   
    住んでいる街、いつも行く街、どこでもいいので、目を閉じてみ
   てください。
   
    じっと目を閉じていると、いろいろな音が聞こえてきます。
   
    人の声、車の音、風の音、一瞬突然訪れる静けさ…
   
    テレビから出てくるゲーム音に慣れた耳には、どんな音でもいい
   ので「生音」を聞く必要があります。
   
    テレビのスピーカーから出てくる音は狭い周波数の中の音なので、
   そればかり聞いていると耳の力が落ちてきます。
   
    音を楽しんだら、少し危険ですが、目を閉じたまま、街の中のい
   ろいろな階段を上ってみましょう。
   
    歩く人のために深い配慮をされた階段もあれば、そうでない階段
   もあります。
   
    また、例えば、駅や公共施設に多い点字を、お子さんはふれたこ
   とはあるでしょうか。
   
    目を閉じると耳、鼻、皮膚などの感覚が鋭くなるので、今まで気
   づかなかった町の様子に気づくことができます。
   
    目を開けたら、色に注意させてみましょう。
   
    標識をはじめ、町の中には工夫された色がたくさんあります。そ
   れに気づくと「色」が楽しくなります。
   
    日頃親しんでいるものも、見方をすこし変えてやるだけで、子ど
   もは大きな発見をするはずです。
    


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    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
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    vol.224     2008/8/26  発行部数 1104
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    こんにちは。オリンピックの終了と共に、風も秋の色になってき
   たようです。夏休みの宿題は終わりましたか。
   
            始まる前の一週間
   
    先週、私の勤める学校では登校日がありました。
   
    どの子も元気に学校にやってきました。
   
    登校日には、漢字と計算のテストをしました。
   
    夏休みに入る前に、夏休みにどんなふうに漢字と計算の勉強をし
   ておけばいいか、子ども達に話しておきました。
   
    また、全員の保護者と個々面接があったので、子供達のよいとこ
   ろと弱点、夏休みにどんなことをしておくとよいかについて話し合
   いました。
   
    登校日のテストでは、いろいろな結果が出ました。
   
    夏休み前にはほとんど零点に近かったのに、登校日には漢字の満
   点をとってA子さん。
   
    計算が驚くほど速くなっていたB男くん。
   
    どちらも、まじめに取り組んでくれた結果です。
   
    漢字の読み書きの重要性は周知のとおりです。
   
    同様に、三年生までの計算をストレスなく速くしておくことは、
   これから三年間の算数の勉強を楽しむ上で、大変重要なことです。
   
   
    A子さんも、B男くんも、楽しい9月を迎えることでしょう。
   
    8月も残り一週間。日本では多くの学校の夏休みも残り一週間。
   
   
    でも、「残り…」と思うとあせるばかりです。
   
    九月になる前に、まだ一週間あります。
   
    夏休みのやり残しをやるのではなく、九月からの準備を、たっぷ
   り一週間かけてやりましょう。
   
    四年生くらいまでは、漢字、計算など、今まで勉強したことで、
   足りないなあと思うことを少しやっておきましょう。
   
    五、六年生は、それにプラスして、9月以降の教科書をざっとな
   がめておくといいと思います。
    


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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.225     2008/8/31  発行部数 1103
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    こんにちは。豪雨が続くようですが、そちらはいかがですか。
   
           (^o^) エスカレーターは左に
   
    「エスカレーターは左に乗るんだよ」
   
    駅で、上りのエスカレーターに乗った私の後ろで声がしました。
   
   
    振り向くと、小学生の男の子が、自分のおばあさんであろう人に
   かけた声でした。
   
    最近、いつの間にかできたルール「エスカレーターの右側は、急
   ぐ人のために空けておく」(滋賀県以西では逆ですね)を、男の子
   がおばあさんに教えています。
   
    男の子の声はやさしく、おばあさんはにこにこうなづき、体を左
   側に寄せました。
   
    多分この男の子は、気持ちがよかったでしょう。
   
    自分が知っていることを家族に教えた、とか、家族が恥をかかな
   いように自分が守った、とか、
   
    きっと男の子の心の中では言葉にはなっていない、いろいろな誇
   らしさが生まれていたと思います。
   
    家の中、家族の中で子どもは育ちます。
   
    でも、家の中にいるだけでは子どもは育ちません。家の中は、子
   どもにとって「安心の場所」だからです。
   
    子どもは公共の場に出ることで緊張し、さらにそこで家族に認め
   られることで、より一層育っていくのだと思います。
    
   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★
   
   
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