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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.233     2008/10/25  発行部数 1089
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。昼夜の気温の差が大きくなりましたね。うっかり寝
   ると朝、喉が痛かったりします。お子さんは元気ですか。
   
    来月「いいはなシーサー」という番組で、私の書いたものを取り
   上げてくれるとテレビ局から電話がありました。実現したらうれし
   いです。
   
         (^o^) 自転車
   
    テレビ局が見つけてくれた話は、Overflowに書いた「ごみ置き場
   の自転車」という話です。
   
    子どもの頃、近所の友達は、小学校に入ると、みんな自転車を
   買ってもらっていました。でも、うちは貧乏で、子供用に自転車を
   買うなんて、余裕がなかったようです。
   
    それで私は、友達の自転車を借りたり、母の使っている大人用の
   自転車を借りたりして、なんとか自転車に乗れるようになりました。
   
   
    しかし、3年生になっても、4年生になっても自分の自転車を買
   ってもらえず、友達と遊ぶ時はいつも友達の後ろを走ってついてい
   きました。
   
    かわいそうだと思ったのか、父が、今で言う資源ごみ置き場から、
   自転車の部品を集めてきて、小さな自転車を組み立ててくれました。
   
   
    ペンキも有り合わせで、青と銀と肌色で塗られていました。
   
    でも、初めての自分だけの自転車がうれしくて、6年生の途中ま
   でそれに乗っていました。
   
    さすがに6年生の体格には合わない小ささであることがわかった
   父は、自転車を買ってくれました。でも、行ったのは自転車やさん
   ではありません。質屋さんでした。
   
    そこに中古自転車が安く売られていたからです。みんなが新品の
   自転車なのに、自分だけは中古。でも、恥ずかしいという気持ちは
   ありませんでした。高校1年の時に、自分の運転ミスで大破するま
   で、その自転車に乗りました。
   
    もっと小さい頃、まわりの子に比べて自分の家が貧乏だったのを
   感じて、恥ずかしいと思ったことが何度もありました。でも、6年
   生のその頃は、そういう気持ちがなくなっていたような気がします。
   
   
    多分、父と母が、人生のすべてをかけて、自分を養い、自分をか
   わいがってくれているということを、言葉にできないながらもわか
   っている年齢になっていたのだろうと思います。
   
    でも、父と母に「ありがとう」と口に出して言ったことは、この
   50年の間に一度きり。大学生活の4年間が終わって、下宿を引き
   払い、荷物を全部持って家に戻った夜、1回だけ、ありがとうと言
   ったきりです。親不孝な息子です。
   
    子どもは、口には出さなくても、小さな頃から親に感謝する気持
   ちは持っていると思います。そしていつか必ず口に出して感謝して
   くれると思います。その日までがんばりましょう(^o^)。
   
    3年生の教室、朝の会の「幸せと感謝のコーナー」で、最近、
   「今日の朝ごはんがとてもおいしかったです。お母さんに感謝してい
   ます」という子が増えてきました。

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