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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.234     2008/11/3  発行部数 1095
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。三連休のお子さんは、家の手伝いをしっかりやって
   いますか。
   
    先週は、クリックとコメントありがとうございます。
   
    クリック数90、コメントは21通もいただきました。
   
    こんなにしっかり読んでいただけているのだと改めて知り、これ
   からもがんばって書き続けたいなあと思いました。
   
    今週からもずっと本文の終わりにクリックのことを載せておきま
   すが、今週からはクリックのお気遣いなく(^o^)、もう先週だけで
   すごくうれしかったですから。
   
    ただ、ご意見とか、ご相談が、「よい子」の内容を、より充実さ
   せてくれます。特にご相談は、それについて書かせていただくと、
   他の方から、実はうちでも…、ということが多く、みなさんのお役
   に立てるようです。
   
    これからもよろしくお願いします。
   
          (^o^) 行間を読む
   
    国語の文学の勉強では、よく行間を読みましょう、
   などと言われます。
   
    言葉には表現されていないことを読み取るという意味ですが、
   これは小学生にとってはとても難しいことです。
   
    作者の意図、作品の背景、その他諸々のことがわかっていなけれ
   ば、本当に行間を読むなんてことは大人にもできません。
   
    ですから小学生は、その文を読んで、自分の生活のことを思い出
   せれば、それで充分です。
   
    3年生の国語の教科書に
   「わすれられないおくりもの」という絵本が載っています。
   
    動物村の長老、あなぐまが死んで、村中の動物が哀しむのですが、
   やがて、あなぐまがみんなの心に残してくれたものを思い出し、残
   してくれたものの豊かさによって悲しみが消えていくというお話で
   す。
   
    **********(本文より)********
    もぐらは…一枚の紙から手をつないだもぐらが切り抜けます。切
   り抜き方は、あなぐまが教えてくれたものでした。

    はじめのうち、なかなか、紙のもぐらはつながらず、ばらばらに
   なってしまいました。

   でも、しまいに、しっかりと…切り抜けたのです。その時のうれし
   さは、今でも忘れられない思い出です。
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    ここを読んで、A子さんは、もぐらになったつもりで、あなぐま
   に手紙を書きました。
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    僕がはさみの使い方が上手になったのは、あなぐまさんのおかげ
   です。はじめのうち、なかなかできなくてもやもやしていたけれど、
   あなぐまさんは、ずっと、ぼくに、「次はできるよ、がんばろう」
   と声をかけてくれましたね。
   
    その言葉が出るたびにやる気がでてきました。
   
    そして、ちゃんと紙のもぐらがつながった時、あなぐまさんは、
   僕よりも喜んでくれていましたね。その時は、紙のもぐらがつなが
   ったことよりも、うれしくなりました。
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    A子さんは、きっと

   ・うまくいかない時に、そばに誰かがいて、次はできるよ、と励ま
    された
   ・うまくいった時に、自分よりも喜んでくれた人がいた

   という経験をしているのでしょう。
   
    子どもが行間に見つけるのは、生活の中のできごと、特に大人と
   のやりとりです。
   
    やさしい人にかこまれている子どもは、やさしい物語を読んで、
   もっとやさしくなっていきます。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★