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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.238     2008/12/1  発行部数 1092
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。今、富士山の半分くらいまで雪が積もり、絶景です。
   この季節の富士山は、世界中のどなたが見ても美しいと感じると思
   います。
   
    これから2ヶ月は、夕ぐれの早い季節です。子どもたちには、一
   刻も早く家に帰りついてほしい季節です。
   
    残念ながら、「まぐまぐ読者大賞」にはノミネートされませんで
   した。推薦してくださったのに、すみません。
   
          (^o^) 言わない上達 
   
    学習発表会の反省会がありました。
   
    その席で、他の学年でミュージカルをやったA先生が、こう言い
   ました。
   
    「台詞や演技も上手にできたけど、台詞のない時の様子を見て、
   うちのクラスの子は、とても育っていたと感じました。」
   
    この言葉に、私は、はっとし、さすがA先生だなあと思いました。
   
   
    劇をやると、つい台詞を言っている子の様子に目が行きます。
   
    その台詞を聞いている他の「役者」には、なかなか目が向けられ
   ません。
   
    でも、子どもたちが進歩、上達しているのは、台詞のある時だけ
   ではありません。
   
    友達の台詞をしっかり聞いて、次の自分の台詞に備える。さらに
   聞いている間も演技する。こういう時間にも、子どもは進歩、上達
   しているのです。
   
    「聴く」という力は、話す力と同じく重要な能力です。
   
    1時間の授業中、たくさん発表する子でも発表している時間の合
   計は、45分中の数分。1回しか発表しない子は、話している時間
   は数十秒です。
   
    あとの時間は、聞いているか、考えている時間。中でも聞いてい
   る時間は圧倒的に長いのです。
   
    こう考えると、話す力と同等どころか、聴く力の方が重要な力の
   ように思えます。
   
    授業参観の時に「うちの子は、ちゃんと発表できるかしら」とご
   心配になりながら見ていますか。そのお気持ちは当然です。
   
    でも、もし次の授業参観の時に思い出していただけたら、「うち
   の子は、今の友達の発言をしっかり受け止めているかしら」と思い
   ながら参観してみてください。
   
    一度も発表できなかった授業でも、友達や先生の話を聞いている
   時のお子さんの顔には、大きな進歩のあとがうかがえると思います。
   
   
    今年の私の仕事の目標は、「話すよろこび、聞く幸せ」です。
   
    小学生に話す喜びを味わわせるのは簡単です。聞く幸せのわかる
   子に育ってくれたら最高です。

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   言える話もありますよね。                ☆★