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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.249     2009/2/14  発行部数 1123
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。ここ静岡では富士山の姿がしだいにうっすらとして
   きました。春が近い証拠です。そちらはいかがですか。
   
        (^o^) ゆっくり時間をかける
   
    3年生に、毎日、漢字書き取りの宿題を出しています。
   
    提出させたノートは、平仮名をチェックして、くせのついている
   字をひとつだけ直します。
   
    子どもたちは、直されている字を、次の日の1ページの中に必ず
   1行書いてくるという決まりです。
   
    直す平仮名がない時は、花丸です。
   
    採点は厳しいので、12月くらいまでは、花丸をもらえる子は、
   1日に0〜2人ほど。それも、ほぼ同じ子。9ヶ月間に花丸をもら
   った子は、31人中5人もいませんでした。
   
    ところが、1月になって、突然花丸の数が、急激に増えたのです。
   
   
    何かが起こったのかといろいろ考えたのですが、特に何もなくて、
   これは、9ヶ月間我慢して書き続けた子どもたちの力だという結論
   に達しました。
   
    宿題はいつやってもいいことになっているので、給食を早く食べ
   終わった子や、帰りの支度が早く終わった子の中には、家に帰って
   からの遊び時間を増やそうと、教室でせっせと書き取りに励んでい
   る子がいます。
   
    その様子を見ていると、どの子も、私の指示通り、ゆっくりと一
   文字一文字をていねいに書いています。
   
    宿題はノート1ページですが、1ページの文字数は自分の好きな
   ものを選んでいます。1ページの文字数が100文字近いノートの
   子もいれば、50字以下の子もいます。
   
    重要なのは、1日何文字書くかということではなく、最後の一文
   字まで集中して書けるかということだと思うので、自分に合ったノ
   ートを選びなさいと言っています。
   
    また、最近気づいたのですが、昔、たくさん書かせていた頃より、
   ゆっくり書くことを徹底させ始めてからの方が、漢字の間違いが少
   なくなっているようです。
   
    集中していれば、たくさん書くに越したことはありませんが、集
   中力を失くした時に書いている字は、無駄どころか、マイナスにな
   ります。1歩進んで2歩下がる感じです。
   
    人生、短いと思うと、できるだけ急いでたくさんのことをしたほ
   うが幸せになるような気がした時期があります。
   
    でも、もしかしたら、できることは少なくても、目の前のことに
   じっくり取り組み、それを少しずつ積み上げていく方が、豊かで充
   実した人生を送れるのではないかと、最近思うようになりました。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★