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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.251     2009/2/28  発行部数 1121 ==
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。暖かさと寒さが譲り合いながら、春が近づいていま
   す。3月の声を聞くと、心もうきうきしはじめます。
   
    春風と共にインフルエンザの第2波も来ているようです。お子さ
   んの体調は大丈夫ですか。
   
           (^o^) 里帰り
   
    以前、書いたような気もしますが、もしそうだったら、お許しく
   ださい。
   
    春風亭柳昇さんの落語に「里帰り」という話があります。
   
    ストーリーは、以下の通りです。
   
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    ある日、嫁に出した娘が実家に泣きながら帰ってきます。
   
    お父さんとお母さんが訳を聞くと、
   
    「嫁ぎ先の姑さんが自分につらくあたるので飛び出してきた。殺
   したいほどつらい」と言います。
   
    すると、お父さんは「殺してしまいなさい」と娘に毒薬を渡しま
   す。
   
    「ただし、今すぐ使ってはいけない。今使えば、いちばん仲の悪
   いお前がやったとすぐにばれてしまう。」
   
    「使うのは1年後。1年間は我慢して、姑にやさしくしてやって
   仲良くなりなさい。1年間続ければ、世間の人も、あんなに仲のよ
   い嫁が毒薬を使うはずがないと、逆にかばってくれて、お前が犯人
   だとは絶対わからない」
   
    娘は、それを聞くと、毒薬を使うためなら何だってすると、喜ん
   で嫁ぎ先に戻ります。
   
    1年後、娘はうれしそうに実家に帰ってきます。
   
    「その顔は、うまくいった顔だね。毒薬は効いたかい。」
   
    そう、父親が聞くと、娘は
   
    「違うの。私がお父さんの作戦通り、お姑さんにやさしくしたら、
   お姑さんもだんだん私にやさしくなっちゃって、今では、本当の仲
   良しになったの。だから、毒薬は使わなかった。お返しします。」
   
   
    とうれしそうに言います。
   
    すると父親は、「実は、これは毒薬ではなくて、ただのうどん粉
   だよ」
   
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    この話は、いろいろな場面で、私の人生を助けてくれました。
   
    この話がいつも心にあるおかげで、多くの人と仲良くなるチャン
   スを逃さずに生きてくることができました。
   
    また、子どもにいろいろなことを教える時は、これを理想とした
   いといつも考えています。
   
    わくわくしながら夢中になって教わったことをやり続けるうちに、
   本人が考えている以上の力がついている。そういう教え方ができれ
   ばいいなあといつも思っています。
   
    ちなみに、この話に感動したと、女性に言うと、
   
   「嫁と姑の関係は、こんなに甘いものではない」と一蹴されること
   があるので、男性のみなさん、ご注意ください(^o^)

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   言える話もありますよね。                ☆★