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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.259     2009/4/26  発行部数 1122
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。
   
    先日、映画「スラムドッグ$ミリオネア」を見ました。この作品は、
   PG-12指定で、小学生は見られません。でも、インドの様子を小学
   生にも見せたいと私は思いました。
   
    日本に生まれたことはどうして幸せなのか。幸せな分、自分たち
   は何をすべきか。
    子どもたちに知ってほしいと思いました。
   
           (^o^) 思考する発見
   
    学習する時は、脳を休まず働かせ
   
            調査 → 発見
            ↑    ↓
            予想 ← 疑問
   
   という循環をするのが大切だと子どもたちに教えています。
   
    出発がどこからかは、学習内容によって違いますが、
   
   何かを見つけ、そこから疑問を抱き、答えを予想し、観察や実験な
   どをする、
   
   その結果から、また新しい発見をし、疑問を抱く…という循環が子
   どもの力を高めていきます。
   
    4年生の社会科の授業、安全な町づくりの学習で、子どもたちは
   消火栓や火災報知機などを探しに出かけました。
   
   教室に帰ってくると
   
   A君は、「体育館には消火栓が3つもありました」
   
   B君は、「体育館には消火栓が3つありました」
   
   とみんなに報告します。
   
    二人の報告の違いは、「も」が入っているか、いないか、という
   わずかな違いです。
   
    しかし、二人の発見には、大きな違いがあります。A君の発見は
   とてもよいのです。
   
    体育館には、消火栓が3ヶ所にあったようです。B君はもちろん
   間違ってはいません。
   
    では、A君は、どうして「3つも」と言ったのでしょう。
   
    そこには、「校舎のあちこちに消火栓があるので、体育館にも1
   つはあるだろう」という予想を、本人も気がつかないうちにしなが
   ら、体育館を調べたのです。
   
    1つはあるだろうと予想していた場所に、3つあったのですから、
   驚きです。その驚きが「も」に表れています。
   
    この驚きは、「どうして体育館には、他のところより多く消火栓
   があるのだろう」という疑問につながります。
   
    発見は、見つけることです。
   
    消火栓が3つあった、というのも、発見には違いありません。
   
    ただ、それだけでは、脳を休まず働かせる循環は動き出しません。
   
    B君のように、予想しながら調査するくせをしっかりつければ、
   脳が働く循環は、簡単に動き出します。
   
    「ロボットがセンサーで物を数える発見」しかできない人ではな
   く、「思考する発見」ができる人に育ってほしいと思います。

    普段よりも長い時間、お子さんといっしょにいられるゴールデン
   ウィークでしょうか。もし、いつもより長くいっしょにいられたら、
   いつもよりお子さんの「発見の言葉」に耳を傾けてみてくださいね。

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   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★