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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.273 2009/8/2 発行部数 1176
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。暑い日が続きますが、夏休みは始まりましたか。
私の勤める学校では、「保護者面談」の真っ最中です。お父さん、
お母さん方に何を話そうか、考えているときりがなく、毎日夜中ま
で資料とにらめっこです。
(^o^) うれしいです
保護者面談は緊張しますか。
しますよね。
教員で慣れているはずの私でさえ、いざ自分の娘や息子の面談と
なると、毎回どきどきでした。
高学年になると、お母さんが面談に出かける前に、「今回はテス
ト悪かったから、覚悟して行ってね」などと「予防線」を張ってく
る子もいて、多くのお母さんの顔が、いつもよりかたくなっていま
す。
できるだけ、お父さん、お母さんにリラックスしてもらいたいの
ですが、私も話をするのが上手くなくて緊張してしまうので、いつ
も申し訳ないなあと思います。
Aさんのお母さんも、ちょっと緊張したような面持ちで、教室に
入っていらっしゃいました。
ところが話が始まって、「この4ヶ月でAさんがこんなにがんば
りましたよ」と伝えると、Aさんのお母さんは、にっこり笑って「
うれしいです」とおっしゃいました。
その後も、学校でのできごとを私から話し、家での様子をお母さ
んから話してもらう間、お母さんから何度も「うれしいです」と言
う言葉が何度も出てきました。
娘さんのことを話すこと、自分が子供を育てていること、そうい
うことすべてが楽しそうで、私もいつの間にか、幸せな気持ちにな
っていました。
Aさんは、とてもよい子です。
自分のためにも、人のためにも全力で努力し、クラスの約束「誰
が見ていても同じことをする」をきちんと守っていることがわかり
ます。
今回の面談で、お母さんと話をしてみて、Aさんがよい子でいる
秘密がわかったような気がしました。
自分が生まれたこと、自分が生きていることを「うれしい」と思
ってくれる人がいることを、Aさんは毎日肌で感じているのです。
これなら、いつだって、生きる希望がわいてきて、がんばろうと
いう気持ちもわいてくるでしょう。
面談では、いいところばかりをお伝えするわけにもいきません。
ここが不足しているから、これから伸ばしてやりたい、と残念な
部分についても話をしなければなりません。
これは、こちらの力不足で伸ばしてやれなかったことでもあるの
で、お伝えするのに切ない部分もあります。
その話をしたときも、Aさんのお母さんは「うちの子がそういう
見方をしてもらっていて、ほんとうにうれしい」とおっしゃいまし
た。
「うれしいです」は、「ありがとう」と違って、自分の気分を表
すだけの言葉です。
でも、その言葉(気分)が伝わると、相手を幸せにしてしまうんで
すね。
Aさんのお母さんに、いいことを教わって、私もほんとうにうれ
しいです。
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