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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.287 2009/11/7 発行部数 1196
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。急に風が冷たくなる日が増えました。富士山がとっ
てもきれいな季節です。
予定帳の感想をたくさんいただきました。ありがとうございます。
疑問点がありましたら、またお便りください。
(^o^) 飛べない蛍
今日は、帰りの会で子どもたちに話したことです。
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今日、みんなで観た影絵「飛べない蛍」はどうでしたか。
友情の大切さがわかるよいお話でしたね。
でも、ひとつだけ、変えたい場面があります。どこか、わかりま
すか。
それは、飛べない友達の身代わりに、自分が捕まってしまう場面
です。
とても感動的に思えますが、ここには困った問題があります。
それは、身代わりになった蛍はもちろん、助けられた飛べない蛍
も幸せになれないということです。
自分は友達に助けられた。でも、その友達は自分の代わりに死ん
でしまうかもしれない。こんな時、君は、「あ〜よかった。助かっ
た。」と幸せな気持ちになれますか。
助けてもらったのは、もちろんうれしい。でも、助けてくれた友
達が、そのために不幸になっては、誰も幸せになれません。
例えば、私が友達なら、飛べない蛍の身代わりに自分が捕まるの
ではなく、こんなふうにします。
まず、灯りを消して、飛べない蛍の所に行きます。そして、飛べ
ない蛍の灯りを消して、自分の灯りをつけます。そして、自分が飛
び立って、人間の気を引き、飛べない蛍を逃がします。人間は、地
面で光っていた蛍が飛び立って、それを取り逃がしたと勘違いして
あきらめるでしょう。
こうすれば、飛べない蛍も自分も助かります。
いちばん大事なのは、このお話に出てくる蛍たちのように、困っ
ている友達を全力で助けようとする熱い気持ちです。
でも、そのために自分が犠牲になっては、助かった友達も不幸に
なります。
ですから、熱い気持ちの次に大事なのは、みんなが幸せになれる
工夫をする知恵です。
学校で毎日、たくさんの友達と楽しく過ごし、しっかり勉強すれ
ば、熱い気持ちと知恵、この二つを身につけることができます。
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小学校3年生くらいまでは、どの子も、大人の読み聞かせを心か
ら楽しみにしています。
この年齢くらいまでなら、同じ話を2度聞いても、新鮮に受け止
めてくれます。
ですから、お父さん、お母さんが大事だと思う話を、物語に乗せ
て、何度も何度も繰り返し、話して聞かせてやってください。
もし、物語の中に、お父さん、お母さんの考え方と違うことがあ
ったら、その部分は、お話を変えてかまわないと私は思います。
著者の意図を尊重することも大事ですが、それよりも大事なのは、
子どもにこれだけは伝えたいという親の熱い気持ちですから。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★