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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.296     2010/1/11  発行部数 1196
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。
   
    静岡は、1月5日から学校が始まりました。1週間、風邪の欠席
   もなく、学級のメンバー全員で、元気に新しい年が始まりました。
   そちらは、いかがですか。
   
    今日は成人の日。大人になるというのはどういうことでしょうか。
   
   
          (^o^) いつも主演ではない
             (大人へ脱皮する瞬間を知る…1)
   
    日に日に大人に向かって成長していく姿を見ると、うれしい反面、
   「いつまでも子どものままでいてほしい」などと、身勝手なことを
   考えてしまいます。
   
    いつまでも子どものままでいてほしい。親としては当然の思いで
   すが、この気持ちが強すぎると、子どもがせっかく大人へのステッ
   プアップができた時に、それを見落としてしまったり、時には邪魔
   をしてしまったりすることも多いようです。
   
    子どもが大人へ脱皮していく瞬間を親が見て認めてやることで、
   子どもは安心して成長できるでしょう。
   
    学校は、国語、算数等、いろいろな能力を伸ばす場所ですが、日
   本の学校で、中でも重要なのは、「社会で生きる」ことを学ぶこと
   です。
   
    いわゆる「学習」の力を伸ばすだけなら、家に籠もって優秀な家
   庭教師の指導を1対1で受ける方が効率は高いはずです。
   
    でも、それだけでは、その能力を充分に発揮する大人にはなれま
   せん。
   
    友達など、いろいろな人と接し、自分がみんなと一緒に生きてい
   ることを知ることで、彼らはこの世界で、素晴らしい能力を発揮で
   きる人間になれるのです。
   
    脱皮する瞬間の一つめは、「自分はいつでも主演だというわけで
   はない」ということを知った時です。
   
    人生の主役は、もちろん、自分です。
   
    でも、それは、いつでもステージの真ん中で主役を演じる俳優で
   ある、ということではありません。
   
    時には、自分が主演俳優になり、時には、主演を支える脇役、裏
   方のスタッフ、拍手を送る観客にもなるのが、「社会で生きていく」
   ということです。
   
    6年生でも、自分が主演でないとふてくされる子がいます。1年
   生でも、主演の友達を一所懸命応援できる子もいます。
   
    何歳でそれに気づくかは、人それぞれですが、小学生のうちに、
   この「応援する感覚」を身につけられたら、安心です。
   
    運動会の時、リレーの選手になれなかったのに、お子さんがリレ
   ーの選手を一所懸命応援していたら、「この子は大人への脱皮がひ
   とつできているんだなあ」と思ってください。
   
    「なぜ、もっとくやしがらないのか」なんて思ってはいけません。
   
    夕食の時に「○○くんは、すごいんだよ。」とうれしそうにお子
   さんが話したら、「この子も成長したなあ」と思ってください。
   
    「人のことばかり言っていないで、自分もしっかりしなさい」な
   んて言ってはいけません。
   
    社会の中で主役になる場面は、人生の中で、何度も繰り返し訪れ
   ます。
   
    自分が主演ではない時に、他の人の応援を一所懸命した子は、自
   分が主演の立場になった時に、たくさんの応援を得て、よりいっそ
   う大きな花を咲かせるでしょう。
   
    (次号に続きます)

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