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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.300     2010/2/7  発行部数 1195
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。立春を過ぎても寒い日が続きます。
   
    といっても、私の住む町には雪は降りません。大雪に見舞われた
   町の様子をテレビで見て、大変だなあと想像するばかりです。
   
    どんな時でも、この国に季節のあることを幸せに、そして誇りに
   思っていたいのですが、雪のせいで亡くなる方がいらっしゃること
   を思うと切ないです。
   
    さて、今週は、300号を迎えました。

    いつも応援、ありがとうございます。
   
    300号を目指して書いてきましたが、まだ、少しお伝えできる
   ことがありそうなので、これからも続けます。
    よろしくお願いします。
   
           (^o^) いちばん大事なこと
   
    3年前に6年生と作った歌
    「いちばん大事なこと」
     http://www.at-s.com/bin/musi/musi0110.asp?id=C3831 
   を今4年生が歌ってくれています。
   
    6年生を送る集会で、4年生からの卒業のお祝いにしたいと思っ
   ています。
   
    「なぜこの歌のタイトルは、いちばん大事なこと、なんですか」
   と時々尋ねられます。
   
    歌詞からは、わかりにくいですね。
   
    実は、作り始めた時には、歌詞の中にいちばん大事なことがしっ
   かり書いてあったのですが、作り込んでいくうちに、その部分が抜
   けていきました。
   
    そこでタイトルを変えようと思ったのですが、この歌を歌いなが
   ら、子ども達がいちばん大事なこととは何なのかを考えられればい
   い、という結論に達し、このタイトルをそのまま、残しました。
   
    いちばん大事なことは、人それぞれ違って当然だし、人生のいろ
   いろな状況の中で、それは変わってゆくでしょう。
   
    ただ、いつでも、今、いちばん大事なことは何なのかを、自分に
   問いかけることは、とても重要だと思います。
   
    卒業していく子ども達が、この歌をふと思い出すたびに、「今の
   自分にとっていちばん大事なことは何なのだろう」と立ち止まり、
   確かな道を自信を持って選択し、進んでくれればいいなあと願って
   います。
   
    さて「速効よい子」にとって、いちばん大事なことは何でしょう。
   
    30年この仕事をしてきて、今のところ、私はこう思っています。
   
    いちばん大事なことは、「家族の幸せそうな顔と声」。
   
    これさえあれば、子どもは必ず、優秀な頭脳とやさしい心を持っ
   た「よい子」になります。
   
    とても優秀でやさしい心の持ち主のAくんは、ある時から突然、
   宿題もしない、授業中にも落ち着かない子に変身しました。
   
    あとでわかったのですが、その頃は、お父さんとお母さんの喧嘩が
   絶えない時期だったそうです。
   
    突然お母さんが亡くなってしまったBさん。くじけてしまうので
   はないかと心配しましたが、Bさんは、ずっと素晴らしい子のまま
   卒業していきました。
   
    これも後でわかったのですが、「私は、毎朝お母さんにお線香を
   あげて、お母さん行ってくるよ、と言うお父さんの声が大好きだっ
   た」とBさんは言っていました。
   
    やさしく幸せな家の玄関を出て登校してくる小学生は、その日1
   日、脳も心も飛躍的にその力を伸ばします。
   
    大げさに聞こえるかもしれませんが、1日で別人のように自信を
   持って下校する小学生は少なくありません。
   
    小学校の教員をしている最高の喜びのひとつがここにあります。
   
    幸せな気持ち、帰る家が温かいという安心感が、小学生に絶大な
   集中力を発揮させます。

    集中力を持った子どもは、本当にすごいです。
   
    その集中力を毎日積み重ねた子と、そうでない子に差が出るのは
   当たり前です。
   
    子どもの可能性は無限です。どの子も、それは平等です。
   
    どうか、毎日、幸せな玄関から登校させてください。
   
    さらに付け加えると、幸せな笑顔も大事ですが、幸せな声の方が
   ダイレクトに脳に影響を与えます。
   
    自己啓発本に「意識して笑顔でいよう」などと書いてあるとおり、
   笑顔はトレーニングである程度作れます。
   
    でも、笑顔よりも脳にダイレクトに影響する声は、笑顔に比べる
   と、トレーニングで作るのはとても難しいのです。
   
    でも、心配はいりません。
   
    幸せな声で話すのはとても簡単です。本当に幸せなら、自然に幸
   せな声になるからです。
   
    「速効よい子」のいちばん大事なこと、それは、
   お父さんとお母さんが、今、幸せなことです。
   
    先週も、子育てをしている自分が幸せだと思う、というお便りを
   いただきました。
   
    こういうお便りをいただくと、私もうれしくなります。
   
    (ぜひ、こういうお便りをください。
      …昔の失敗談でもいいです(^o^))
   
    お父さん、お母さん、いつでも、いつまでも、幸せでいてくださ
   い。それが「速効よい子」です。

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