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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.311     2010/5/7  発行部数 1162
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。よい天気のゴールデンウィークでした。どんなふう
   にお過ごしでしたか。
   
    前号には、たくさんのご意見をいただきました。私の書き方が悪
   くて誤解があったようです。
   
    「ずっと子どものことを考えていれば、ゴールデンウィークに何
   をすればいいか、自然にわかってきます。世間のゴールデンウィー
   クの過ごし方に惑わされる必要はありません。」というのが、私の
   言いたかったことです。
   
    お父さんとお母さんが出会ったばかりで、24時間相手のことし
   か考えていなかった頃の気持ちでお子さんのことを考えていれば、
   大丈夫です。
   
          (^o^) 繰り返し話す
   
    10日前の、ごく普通の日の夕食のメニューを思い出すのは大変
   ですが、10年前の記念日の夕食のメニューを思い出すのは比較的
   簡単です。
   
    脳の学者が書いた本によれば、楽しいことを体験している時は記
   憶力が高まるメカニズムがあるようです。
   
    確かに、そうだと思えますが、もうひとつ大事なことがあると私
   は思っています。
   
    それは、楽しいことは何度も思い出す、ということです。
   
    子ども達には、脳の箱の蓋が開いて、蝶番がスムースになると説
   明しています。(バックナンバー「脳の話」の項をお読みください。)
   
   
    自分で何度も思い出したり、いっしょに体験した人たちの中で何
   度も話題に上がることで、その記憶はより確かになっていくと思う
   のです。
   
    ですから、ゴールデンウィークに、どれだけいつもと違うことを
   したか、ということよりも、ゴールデンウィーク後に家族で何度、
   その話題で盛り上がったか、の方が重要だと考えています。
   


    教員は、毎日、授業をより良くしようと改良を重ねます。
   
    もちろん、よりよい授業をすることは教員にとって最も大事なこ
   とですが、そうした授業を、子ども達がそれぞれ、何度も思い出し
   てくれることが子どもの能力をのばすために最も大事なことだと私
   は思っています。
   
    私のクラスでは、予定帳を書く宿題などを通して、1度でも多く
   授業のことを思い出す機会を持てるようにしようとしています。
   
   
    でも、本当は、脳の部屋の蓋を開くためには、予定帳を書くより
   も家族と話をする方が遙かに効果があります。
   
    今日、こんな授業をしたよ、と毎日楽しそうに家で話す子は、人の
   何倍も勉強しているのと同じです。
   


    盛り上がる家族の食卓の中で、お父さん、お母さんは、家族で過
   ごした楽しい出来事の中でお子さんに知っておいてほしいことを何
   度も繰り返し話す。
   
    そうすることによって、ゴールデンウィークの出来事は鮮明に子
   どもの心に残り、お父さん、お母さんが伝えたかった大事なことも
   心に染み込んでいくのだと思います。
   
    今日も、お子さんとたくさん話してくださいね。そうすることに
   よって、家族での経験も、学校での経験も、お子さんの力に変換さ
   れるのです。

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