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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.316 2010/6/11 発行部数 1169
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。家のまわりでは、田んぼの蛙が元気です。今日のカ
レンダーには入梅の文字。雨も蛙の声に応えそうです。
先週お知らせした、「インテル あなたを作家にするプロジェク
ト」のページを開いていただいたみなさん、うまく開きましたか。
私が開くと、時々うまく読めないことがありました。ご迷惑をおか
けしていないでしょうか。
と、いいつつ、詩集「君の命」に加えて、今まで書いたエッセー
も「息子と散歩する時に」という「本」にしましたので、またお時
間があったら、おつきあいください。(^o^)
http://www.intel.co.jp/jp/tomorrow/#/index
(^o^) よい子って?
運動会が終わりました。
5年生、6年生は、係の仕事を1日中、がんばり続け、最後の種
目、組み体操も立派にやり遂げました。
組み体操の時、肩車の下になったA君は、自分が立ち上がる時に、
同じく肩車の下になった隣りのC君の腕を、ぐっとつかんで引っ張り
上げました。C君は、練習の時、時々上手に立ち上がれないことが
あったのです。
大人でも難しいことです。
用具係のB君は、重い道具を抱えて、グランドの真ん中を全力で
走っていました。次の種目の開始が遅れないように、前の種目の用
具を片付けていたのです。
そのスピードは、彼が徒競走に出た時よりも速く見えました。
これだって、なかなか大人にも、できないことです。
職員室で話題になる「よい子」は、テストで100点を取る子で
はありません。
A君やB君のような子です。
学校は勉強することが第一の目的なので、「勉強のできる子がよ
い子だと先生は思っている」と思っていらっしゃる方がいますが、
それは違います。
国語や算数の勉強がよくわかる子がいれば、「よい子だなあ」と
思うのではなく、この教え方でよかったのだ、授業研究をしっかり
やってよかったなあ、と思います。
勉強がよくわからない子がいれば、「だめな子だなあ」と思うの
ではなく、どういう教え方をすれば、この子は勉強ができるように
なるだろう、もっと授業研究をしなくては…、と思うのが、学校の
先生の考えです。
国語や算数は、自分(先生)ががんばれば、子ども達の力を伸ばせ
る、でも、人間としての品格は、(道徳の授業はするけれど)学校の
授業だけではどうにもならない、と私も思います。
ですから、
自分の役割がわかって、まじめに活動する子、
あきらめないで、努力を続ける子、
自分だって大変だろうに、人の手助けをする子、
こんな子どもの姿を見ると、本当に感動します。
30年子ども達を見てきて、こういう子には、いくつか共通点が
あることに気づきました。
・家の仕事(家事の手伝いなど)をしっかりしている。
王子様、お姫様のように家庭で過ごしている子は、残念ながら、
難しいです。
・友達にも大人にも楽しそうに話をする。
家でも、家族で楽しいおしゃべりをしているのだと思います。
・友達のよいところをたくさん見つけられる。
お父さん、お母さんの「よいところ見つけ」の習慣が、その子に
も身に付いているのでしょう。
これまで、ここに書いてきたように、小学校の国語や算数の勉強
は、ちょっとしたこつをつかみ、学校でまじめに先生の話を聞いて
いれば、みんなできるようになります。
でも、子どもの品格を育てるには、まわりのすべての大人の力が
必要です。
どの子も、みんな素敵な人に育ってほしいと、毎日、私たちも
がんばっています。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★