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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.321     2010/7/17  発行部数 1166
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。梅雨明けがもうすぐ、と聞きますが、大雨、洪水の
   被害は続いているようです。そちらは、大丈夫ですか。

    http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
   
    ブログ「大好きだよ」にも書きましたが、先日、上海の子ども達
   が教室に来て、いっしょに給食を食べました。
   
          (^o^) 行かなかった子ども達
   
    音楽交換会ということで、上海の子ども(小学生から高校生)のバ
   ンドが学校に来ました。
   
    演奏会の前に、いっしょに給食を食べようという企画です。
   
    最初は緊張して、黙っていた子ども達も、「勇気ある」子をきっ
   かけに、次第にうち解け、言葉はほとんど通じないものの、なごや
   かな食事の時間になりました。
   
    子どもはすぐにうち解ける、と、よく言いますが、それは間違い
   です。
   
    子どもも大人も同じです。突き抜けてくれる人がいるから、まわ
   りの人もできるようになるのです。
   
    突き抜けてくれる人は、普段は、チームの役に立っていない、と
   か、逆にチームの邪魔になっているとチームメイトから思われてい
   る人も多いので、チームの中で人を育てるというのは、とても面白
   くて大事なことです。
   
    さて、上海の子ども達が体育館で演奏の準備をする時間になりま
   した。
   
    仲良くなった子ども達は、「体育館まで送ってくるよ」と楽しそ
   うに、教室を出て行きました。
   
    上海の子がいなくなった教室には、ブログに書いたように、食事
   の終わった状態のままのテーブル。
   
    黙ってみていたら、教室に残った子達が、片付け始めました。
   
    いつもの1.5倍近い量の片付けです。それを残った数人の子だ
   けでやっています。とても大変でした。
   
    片付けをしているその姿に、とっても感動しました。
   
    「お祭り」があれば、大人だって、表の華やかな方で楽しみたい
   と思うでしょう。裏を多くの人が支えて、その「お祭り」が出来上
   がっている、ということに気づかない大人も、最近はいるようです。
   
   
    体育館に行かなかった子ども達が、上海の子と仲良くなれなかっ
   たというわけではありません。
   
    自分も行けるものなら、上海の子達と体育館に行きたかっただろ
   うに、片付けの仕事があることに気づいたから、「表の楽しみ」か
   ら、「身を引いた」のです。
   
    行かなかった子は、「全体を見て」、今、何が起こっているのか
   を理解し、自分が何をすべきか判断する能力を、すでに身につけて
   いる、ということです。
   
    素晴らしい子ども達だなあと、思います。こういう子たちと、毎
   日過ごしていると思うと、私は本当に幸せです。
   
    この能力を子どもに身につけさせるには、一つの出来事の全体を
   見させるようにするといいと思います。
   
    もし、お子さんが「食前に、食器を並べるお手伝い」をしていた
   ら、料理全体を見せてください。手伝わせなくてもいいです。
   
    買い物に行き、調理し、食卓を整え、食事が終わったら後片付け
   をする。
   
    この「全体」を何度も経験(見るだけでも)すれば、お子さんは、
   楽しいことの裏に、いろいろなことがあることに感謝し、表で楽し
   むことと同じように、裏で支えることも、喜びだと感じられる人に
   なるでしょう。

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