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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.334     2010/10/16  発行部数 1172
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。いつも、ワンクリックと温かなコメント、ありがと
   うございます。
   
    ようやく風が涼しくなり、私の勤める町の6年生は、陸上大会に
   向けて、毎日、走る練習をしています。
   
           (^o^) 子どもは必ず伸びる
   
    この町の陸上大会は、市内の小学校の6年生が全員、選手として
   出場します。
   
    足の速い、遅いは関係なく、全員が出ます。
   
    普段から、スポーツ少年団などで走っている子にはたいした問題
   ではありませんが、走っていない子は、昔の子と違って、100m
   走りきることが大変な子も多く、そのフォームが無茶苦茶な子も、
   少なからずいます。
   
    せっかく陸上競技場で走るのですから、100m、かっこわるく
   ない姿でしっかりと走りきり、できるだけよい記録をとらせてやり
   たいと思うのが教員の気持ちです。
   
    それで、どこの学校でも、その準備をします。
   
    私の勤める学校でも、1ヶ月前、修学旅行が終わった日から、陸
   上競技練習の時間をほぼ毎日設けて練習を始めました。
   
    初日、「足が痛い、筋肉痛で歩けない」「もう走るのはいや」な
   どと言っていた子も、1ヶ月経った今では、「100mのゴールま
   で全力で走れるようになった」「走るのが速くなったような気がす
   る」「走るのが好きになった」と言い始めました。
   
    こんなふうに、子どもは、無理にでもやらせれば、必ず力は伸び、
   力がついたことを自覚すれば、それを好きになります。
   
    なぜなら、子どもは、ただ食べて寝るだけで、骨の細胞が増える
   幸せな時期だからです。
   
    そういう時期だから、食べたものの栄養を、脳、筋肉、神経に使
   うように鍛えれば、確実に力は伸びます。
   
    でも、何もしないで食べて寝るだけでは、ただ背が高くなるだけ
   で、余った栄養は贅肉になります。
   
    よく、「子どもの自主性に任せる」「それを好きになれば子ども
   は自然に取り組むから、興味を持つまで待つ」という人がいますが、
   私には逃げているようにしか聞こえません。
   
    自転車が楽しいのは、乗れなくて眺めている時でも、1mも進ま
   ず転んでいる時でもありません。
   
    楽しいのは、自在に乗りこなせて、友達といっしょに自転車で遊
   びに行く時です。
   
    運動も、楽器も、計算も、書写も同じ。楽しくて好きになるのは、
   自分ができるようになってからです。
   
    子どもの頃やり続け、できるようになってよかったと、親が思う
   ことは、子どもが多少嫌がってもやらせた方がいいと思います。
   
    子どもだから、やれば必ず伸びます。そうして身につけたものは、
   人生のどこかで必ず自分自身を救うのです。
   
    子どもの頃身につけたもの、新入社員の頃身につけたもの、それ
   が自分を救ってくれたことが、私には何度もあります。
   
    お父さん、お母さんはいかがですか。
   
    もし何かひとつでも思い当たったら、お父さん、お母さん、自信
   を持ってお子さんに、「これをしなさい」と言ってください。
   
    ちなみに、私は、この町の陸上大会に賛成ではありません。本気
   で子どもに体力をつけるなら、テレビの「サスケ」のような運動を
   しっかりやるべきだと思うからです。

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