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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.339 2010/11/19 発行部数 1174
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。11月は、あっという間に過ぎていきますね。今週
もワンクリック、コメントありがとうございます。さて、先週の続
きです。
(^o^) 夢をかなえる力が育っているか診断テスト
1問目は、有名な問題です。有名な問題なので、答があります。
「習慣がないということは、履いてもらえない、と考えるのでは
なく、全員が新しい顧客になるチャンスと考える」というのが答だ
そうです。
子ども達の答の一部を紹介します。
○説得したけど無理でした。私が昔からの習慣を変えるわけにはい
かないので、このまま帰ります。
○国によって違うんだなあ、ということが行ってみて初めてわかり
ました。
○他の国に行って、今度こそ、売ってきます。
○「せっかく来てくれたのに残念だね」とやさしく言ってくれたの
で、靴を差し上げましょう。
○私が靴を売って、村に靴を履く習慣をつけます。
○あの人たちが足に怪我をするといけないので、もう一度、説得に
行かせてください。
○村の人たちが「履きたい」と思う靴を作りたいです。
あきらめてしまう子、のんびり「国によって違うのだ」と感心す
る子、他に市場を求めて行く子、ただであげようとする気前のよい
子、どこまでもがんばろうという子、村の人の安全を考える子、相
手がもっと喜んでくれるものを作りたいと願う子、…。
いろいろなことを考えてくれて、教師冥利につきます。
2問目は、私が勝手に作った問題で、正答はありません。
以下は、子ども達の答の一部です。
○Aさんと離れた場所に店を出す。他の町に行く。
○Aさんを説得して、出店をあきらめさせる。
○Aさんに負けないように、工夫する。店を大きくする。魚を安く
売る。
○Aさんといっしょに店をやる。残りの70人の人が魚好きになる
ようにAさんといっしょに努力する。
これも、問題1と同様に、あきらめてしまう、相手をつぶす、相
手に勝つ、ライバルと手を組んで全員が魚好きの町にする、と、い
ろいろ出ました。
以下のようなことが入っていれば満点だと、子ども達には伝えま
した。
A ピンチのように見えることでも、よく見るとチャンスである。
B 自分の仕事に誇り、自信を持つ。
C 相手(客)のことを考える。
Aについては、問題1で言われている通りです。
Bは、「靴」にしても、「魚」にしても、自分の扱う品は最高だ
と自信を持って仕事をする人には魅力があります。
自分の仕事に誇りがあれば、靴の良さが分かってくれるまで説明
する意欲も出るし、Aさんと協力するのも怖くありません。
仕事についても、自分自身についても、うぬぼれることは好ましく
ありませんが、必要以上に卑下することは、もっとよくないことだと
思います。
いつでも、「明日はもっと伸びるかもしれない。でも、今の時点で
は、自分は精一杯やっている」という自信を持って、生きていってほ
しいと、願っています。
Cについては、「あの人たちが足に怪我をするといけないので…」
という考えは素敵です。
100人全員を魚好きに、というのも、魚を食べれば、この町の
人は、みんな、より健康になってくれる、という願いがあれば、努力
は多くの人の幸せを生み出します。
あくまでも正解のない問題です。ただ、子ども達は、この3つの
条件については、よく理解してくれたようです。
このテストをやったことは、子ども達はみんな、きっと忘れてし
まうでしょう。でも、彼らの人生のどこかで無意識のうちに役立てて
くれたら、私も幸せです。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、ど
うぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩みを解決
する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、言える話も
ありますよね。 ☆★