ホームページ『季節の小箱』へ
===========================================================
◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.345 2011/1/2 発行部数 1188
===========================================================
『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
===========================================================
あけましておめでとうございます。
日本は、地球の中でも、いち早く新しい年があける場所のひとつ
です。
世界の人に先駆けて、一年の最初の朝のさわやかな空気が吸える。
そんなちょっとしたことに気づくだけで、やる気が出てくる時もあ
りますね。
昨年は、例年に増して、多くの方がていねいに「よい子」を読ん
でくださっている、ということがわかった年でした。
毎週いただくコメントやメールが、とても心に染みました。今年
もがんばりますので、よろしくお願いします。
(^o^) 漁師になりたい
ブログで紹介しましたが、11月の学習発表会で、6年生は、自
分の夢の職業について調べたことを発表しました。
小学校の現場は、キャリア教育などという言葉を変な形で持ち込
まれていますが、実のところは、6年生の段階で、どの子も将来の
職業を考えなさいというのは、本来は無理なことです。
しかし、多くの子が、真剣に自分の夢について調べ、当日に備え
ました。
さらに、大人にも下級生にもわかるように台本を作り、しかも先
生から「自然に話すように説明しなさい」などという難しい指令(^o^)
を受け、それを必死でこなした子ども達は、みんな6年生としては
充分満点です。
そんな中、私が最も感激したのが、「漁師になりたい」という発
表をしたA君です。
練習を含め、3回A君の発表を聞きました。
驚いたのは、3回すべて、内容が少しずつ違っていたことです。
しかも、どんどんよくなっていきました。
「今までは、こんな魚が水揚げされていたけれど、最近は…」
「この魚の美味しい切り方は、3種類あるけれど、最後の一つは、
まだ自分にはできない…」
A君は用意した資料を見せながら話すのですが、どれも、資料の
内容を越えてしまっています。
「3回とも言ってる内容が違ったね」と私が言うと、「言いたい
ことがいっぱいあって…」とA君は言います。
よく聞いていると、家族や自分のまわりの人たちに美味しい魚を
食べさせたいという願いが、彼の夢を支えているのがわかります。
また、知識だけでなく、実際に生活の中で包丁を握っていること
も、よくわかりました。
彼は、「実はマッサージ師にも、なりたい」と言っています。
自分がマッサージすると、周りの人たちが気持ちがいいと喜んで
くれるから、と言うのです。
周りの人を喜ばせたい、しかも、それを頭の中の想像だけでなく、
実際にやっている。
これが、A君の発表をきらきらさせていた理由でした。
読書をすると心が豊かになるのは確かです。
でも、それだけでは、人間は成長はしません。
周りの人を笑顔にしているという経験と自信が、夢を持ち、成長
する、いちばん大事なことなのではないか、とA君を見ていて思い
ました。
昨日は、「あの頃、娘と息子のしたことに対して、幸せそうな顔
をしてやれていたかなあ」と、おせち料理をつまみながら、息子と
娘が小さかった頃を思い出していました。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★