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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.346     2011/1/9  発行部数 1163
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。お子さんは、元気に新学期を迎えましたか。
   
    新年早々たくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
   初めてコメントをいただく方もいて、本当にうれしいです。
   
          (^o^) 一生もの
   
    授業で、「書き初め会」をしました。学年の児童全員が体育館に
   集まって、書き初めをします。
   
    少し冷たい空気の中でしたが、陽差しはやさしく、どの子も1時
   間以上集中して書き続けられました。
   
    小さな頃から書道教室に通う子は、さすがに上手で、周りの子か
   らも小さな歓声があがります。
   
    字は、一度上手になったら、一生上手なままです。上手な字は、
   一生涯に渡って、その子を助け続けるでしょう。
   
    鉛筆や毛筆という道具を上手に使いこなせるまで、がんばってき
   た成果です。
   
    同様に、ピアノなどの楽器や一輪車、サッカーのボールリフティ
   ングも、マスターするまでには時間がかかりますが、子どもの頃に
   身につけた技能は、「一生もの」です。
   
    それに比べて、機械は様子が違います。
   
    授業でパソコンを使うことがあります。
   
    家でインターネットを使い慣れている子は、すいすい検索をして
   いきます。慣れない子は、友達に聞きながらやっとのことで、目的
   のサイトにたどり着きます。
   
    ただ、これは、ほんのしばらくの間のことです。
   
    数時間の授業を経ると、パソコンの基本的な扱いはどの子も変わ
   らなくなります。
   
    その先は、文章理解能力などの力で差がつくので、家でインター
   ネットの経験が多いか少ないかは、まったく関係がなくなってきま
   す。
   
    パソコンが学校に導入されたばかりの頃は、「マウスの使い方か
   ら教えなければ…」などと、教育界もあわてていた時期もあります
   が、タッチパネルが一般化していけば、マウスそのものも存在しな
   くなるでしょう。
   
    基本的に、道具は「人間のすることがよりよくなるために」発達
   していくものです。
   
    ですから、道具の扱いを身につけるのは難しいけれど、人間その
   ものの能力を高めます。
   
    反対に、機械は「人間が何もしなくてもいいように」発達してい
   くものです。
   
    ですから、機械の扱いは道具の扱いより簡単に身につけることが
   できますが、人間そのものの能力を伸ばすことはありません。
   
    同じゲームでも、囲碁将棋は思考力を高めますが、テレビゲーム
   が思考力を高める可能性は極めて低いでしょう。
   
   (道具と機械の違いのほか、相手が「無限の人間の脳」と「有限の
   …プログラムされた電子脳」という違いもあるでしょう。)
   
    14才まで、特に10才までは、道具や体を使うお稽古事をお勧
   めします。
   
    せっかくお子さんにお金をかけるのなら、お子さんの「一生もの」
   になるものに、お金をかけてやってください。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★