ホームページ『季節の小箱』へ  

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.347     2011/1/15  発行部数 1147
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   ===========================================================
   
    こんにちは。寒い日が続きます。私の勤める学校でもインフルエ
   ンザが発生しました。
   
    うがい、手洗いの他、食後の歯磨きも風邪予防には有効のようで
   すね。
   
    先週の「よい子」にも、たくさんのご意見をいただきました。
   ありがとうございます。全部をご紹介できなくて、すみません。
   
   みなさんの声***********************************************
   ・息子はピアノ、サッカーにと取り組みました。続けること、集中
    力が養われたとおもいます
   ・子どもの頃少しやっていて今役立っている物:けん玉
   ・資源のない日本は,必ず機械を作らねばならない宿命にあります。
    そのためにも機械にのまれてはいけませんね。
   ・この内容をこどもに伝えます。子ども自身が、ゲームやパソコン
    について考えるきっかえになれば嬉しいです。
   ・私も小学生のころにそろばん塾に通っていたのですが、今も暗算
    をするときは、自然と頭の中でそろばんの玉をはじいています。
   ・小学校4年生のとき先生が、47都道府県を覚えようということでた
    くさん練習用紙を用意してくれたのを覚えています。好きなだけ持
    っていっていいと言われ負けず嫌いだった私は何枚も貰い何回も何
    回も白地図に都道府県を記入しました。高校でなんとなく覚えた単
    語などは復習しないと忘れてしまうのに、本当に一生懸命取り組ん
    だ都道府県は8年経った今でも完璧に覚えています。若いときに全力
    で一生懸命取り組んだものは一生モノですね。
   ***********************************************みなさんの声
   
          (^o^) ルールは人が創る
   
    体育の時間に、「野球」をやる、と言ったら、男の子たちは
   「やった〜」、女の子たちは「え〜」という反応。
   
    「だって、ボールはバットに当たらないし、ルールは全然わから
   ない」
   
    こんなふうに言っていた女の子達も、3回、4回とやるうちに、
   「野球は面白い」と変わってきました。
   
    最初の時間、野球のルールをこう説明しました。
   
   ・ボールを好きなところに投げる。ボールが戻ってくる前に、3つ
    のベースを順番に踏んで、ホームに戻ってきたら1点。
   ・ホームに戻ってくる前にボールを持った手でタッチされたら、
    アウト。ただし、ベースの上にいる間は、タッチされても大丈夫
   
    これに対して、男の子達が口々に言います。
   
   「ピッチャーはどうするの」「フライを捕ったらアウトでしょ」
   「ホームランはどうやって決めるの」「1塁はホースアウトだよね」
   
    そこで私が言います。
   
   「そんなものは、世間一般の野球ルールで、このクラスには関係な
   いよ。実際にやってみて、困ったことが起きたら、そこでルールを
   作ればいい。」
   
    男の子達は首をかしげながらも、男女混合チームで「野球」を始
   めました。
   
    やってみると、1チーム7人ほどなので、ボールがなかなかホー
   ムに帰ってこず、女の子も、とりあえず打って走ればホームインで
   きることが多く、「ホームインして得点ができる快感」から、どん
   どん楽しくなってきたようです。
   
    やっていくうちに、
   
   ・全員が楽しみたいから、スリーアウトチェンジではなく、打者一
    巡で攻守交代。
   ・「ボールを好きなところに投げてから走る」は自由度がありすぎ
    るから、手に持ったボールやティーに置いたボールを、バットでも
    テニスラケットでも、何でもいいから、とりあえず打つ。
   ・フライを捕ったらアウトは、わかりにくいから、却下。
   ・ホースアウトは、「後ろに人がいて前のベースに戻れない時」と
    いう解釈がわかりやすいので採用。
   
   などと、次第に、ルールが増えていきましたが、全員の目の前でで
   きあがっていくルールなので、女の子達も理解できたようで、ルー
   ルが増えても楽しさは減りません。
   
    私たちが小さかった頃は、「原っぱにボール」という遊び道具し
   かなかったので、いかに楽しく遊べるかは、自分たちの作ったルー
   ル次第でした。
   
    でも、今の子ども達の多くは、大人から与えられた「ルール完備
   の遊び道具」に囲まれているので、ルールを作る必要はありません。
   
    「ルールは、宇宙が始まった時から存在するもの…神の声」
   
    もし、そんなふうに思いながら子ども時代を過ごしてしまったら、
   大人になった時、一部の人の利益のためだけに作られたルールを、
   「神の声」だと盲信してしまう人間に育ってしまうのではないかと、
   不安になります。
   
    ルールは、みんなが幸せになるために、「人が創る」ものです。
   
    子ども達には、いろいろな場所で、この経験を積んでいってほし
   いと願っています。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★