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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.358     2011/4/8  発行部数 1129
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは。新学期が始まりました。今年も6年生担任です。
   
    「日記の返事」のリクエスト、たくさんありがとうございます。
   ちょっと量が多いので、全部を読んでいただかなくていいですが、
   何か、ひっかかるものがあったら、また、気軽に感想などをお寄せ
   いただくと、うれしいです。
   
    では、先週の続きです。
   
         (^o^) 人生はエスカレーター 2
   
    0〜3才の子は、勉強する必要はありません。脳の吸収力が素晴
   らしいので、ただ生きているだけで、どんどん新しいものを吸収し
   ます。
   
    親は、その知識欲の邪魔をしないことだけに気を配れば、完璧で
   す。
   
    その後の3年も、勉強は不要です。
   
    ただ、知識を求める世界が広がっていきますので、危険も伴いま
   すから、親の方も、ちょっとした度胸(^o^)が必要かもしれません。
   
    6才から10才も、もちろん、子どもです。でも、「違う」子ど
   もです。
   
    0才から4才までの4年間は、興味のあることに片っ端から手を
   出し、好き放題していれば、どんどん脳は成長します。「日常」の
   すべてが、脳への刺激となるからです。
   
    もし、6才から10才の4年間も、同様に過ごしたと想像してく
   ださい。
   
    0才から4才までの成長と同じ割合の成長が認められるとは、と
   うてい思えません。
   
    0才の時には刺激的だった「日常」が、ただの日常になり、そこ
   に新しいものがなくなることも原因ですが、私は、乳歯が抜けるの
   と同じくらい衝撃的なできごととして、脳の力が鈍るのだと考えて
   います。

    (以前書きましたが、人間の体は、歯の生え替わり、生理の安定、
   身長の伸びの停止という、大きな節目を持っています。エスカレー
   ターのスピードは、この節目で変わると、私は考えています。)
   
    6才までは東京で暮らし、その後の4年間はアフリカのサバンナ
   の中で暮らす、くらいに、日常の劇的変化があれば、体の変化にも
   かかわらず、脳も新たに活性化するのでしょうが、現実的には無理
   です。
   
    6才からの子どもは、日常の中で、少しスピードの落ちたエスカ
   レーターという脳を持って暮らすのです。
   
    それを補完し、これまでどおりに力を伸ばしてやろうとするのが、
   学校というシステムです。
   
    まず、小学校に入ったばかりの子は、新しい環境に、どきどきわ
   くわくします。
   
    この、どきどき、わくわくが、脳が活性化している証拠です。
   
   (大人でも、全く新しい世界に飛び込む時は、どきどきわくわくし、
   いろいろなことに敏感になって、脳が活性化していることに気づき
   ます。)
   
    ですから、お父さん、お母さんは、お子さんが小学校に入学した
   ら、まず、その、どきどきわくわくが、楽しく、よいものであるこ
   とを教えてあげましょう。
   
    「今日、学校でこんなことがあったよ」とお子さんが話し始めた
   ら、その話をしっかりふくらめて返し、どきどきわくわくを倍増さ
   せてください。
   
    そうしたら、次の日も、お子さんは、どきどきわくわくしながら
   学校に行くので、学校で脳が活性化し、学校で教わることも、どん
   どん身に付いていくのです。
   
    ただ、学校は「サバンナ」には、なり得ません。残念ながら「賞
   味期限」は6年よりもうんと短いのです。
   
    長くなったので、続きは、次号にします。

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   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★