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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.359     2011/4/17  発行部数 1126
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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    こんにちは、静岡では桜が満開、風も暖かくなりました。
   
    様々な報道から、世界中のみなさんの春の風のような心の温かさ
   が伝わってきます。
   
    「よい子」へも、毎週温かなお便りをたくさんいただき、とても
   うれしいです。
   
   みなさんの声***********************************************
    新学期になり、帰宅して新しい教科書に自分の名前を書いている
   息子の姿に、とてもワクワクしている様子がうかがえました。
    新しいクラスの担任も、息子曰く「厳しい先生。でも、ちゃんと
   叱ってくれる先生は、オレ達のことを本当に考えてくれるからいい
   の!」だそう・・・。
    親の私も、学校での出来事を、今日もワクワクしながら聞いてあ
   げようと思います!
   ***********************************************みなさんの声
   
    さて、では、先週の続きです。
   
        (^o^)人生はエスカレーター 3
   
    学校の新鮮さは、主にお父さん、お母さんの声かけと、教員の努
   力によって引き延ばされますが、それにも限界があります。
   
    でも、面白くなくなったから学校に行かない、というわけにはい
   きません。
   
    ただでさえ、速度の遅くなったエスカレーターの脳で、さらに高
   度なことを学ばなければ、一人前の日本人として生きてはいけない
   からです。
   
    日本は、人口密度が高く、資源の少ない国です。
   
    そういう国で生きていくには、高度なことを学び、身につけてい
   く必要があります。
   
    少ない資源から多くのものを効率よく生みだす力を持ち、日本の
   みならず世界の人々を幸せにする方法を考え、せまい土地の中で仲
   良く暮らす心を持つ。
   
    今の日本に生まれてしまったからには、こんな人に育たなければ、
   お子さんは多くの幸せをつかめないでしょう。
   
    話が大きくなってきましたが、そういうわけで、学校に飽きてし
   まっても学習をし続ける工夫や力が、小学生には必要です。
   
    とにかく必要なのは、新鮮さを少しでも失わないことです。
   
    そのためには、低学年のうちは、予習はしない方が良いでしょう。
   
    よく早くから学習塾などに行って、予習をしてきてしまう子がい
   ますが、低学年のうちは、予習の本来の意味がわからないので、
  「それ、塾でやったから、知ってるもん」などといって、これから先
   生が提示するものに、わくわくしない子がとても多いのを感じます。
   
    学習塾で予習をしてしまっては、学習塾に余分にお金を使い、そ
   の分、学校で勉強しなくなるのですから、学習塾代のコストパフォ
   ーマンスはとても低くなります。
   
    低学年の家庭学習は、復習に力を入れ、基礎的な読み書き計算を
   徹底的に身につける方が、それ以後、力を伸ばすために役立ちます。
   
    さて、身につけなければいけない力の一つめは、座って話を聞く
   力です。
   
    低学年でこれができる子とできない子では、大きく差が開きます。
   
    この力は、入学前の1、2年間で身につけることが必要です。
   
    といっても、大変なことではありません。
   
    お父さん、お母さんがお子さんに大事な話をする時に、しっかり
   座らせて聞かせればいいのです。
   
    食事の時に、落ち着いて座って食べさせる躾は、実はこのことに
   つながるとても重要な躾です。
   
    力の二つめは、小さな進歩を喜ぶ力です。
   
    「新しく習った漢字が上手に書けた」「九九カードが昨日より
   10秒早く言えた」
   
    こうした日々の勉強の中で、一見、ほんの小さな事に思えること
   も、「自分は進歩したんだ」と心から喜べる子は、毎日新鮮な脳で、
   学校の勉強に取り組むことができます。
   
    この力は、入学後でも、お父さん、お母さんの協力で身につける
   ことができます。
   
    お子さんの様子をじっくり見て、(どんなに小さな事でも)昨日よ
   り進歩したことをお子さんといっしょに喜んでやればいいのです。
   
    座ってじっくり話が聞ける子、小さな進歩を心から喜べる子は、
   小学校の勉強でつまづくことはありません。
   
    ただ、6年間、これだけで充分かというと、そうもいきません。
   
    卒業後には、中学・高校という、上りエスカレーターの速度がさ
   らに落ちた6年間が待っているからです。
   
    長くなったので、次週に続きます。

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