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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.386 2011/10/28 発行部数 1062
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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こんにちは。あっという間に10月も終わりですね。
クラスでは、毎月1回班を変え、その班で「ハバネロ」のリーグ
戦をやっているので、月末はいろいろなエピソードがあって、楽し
いです。
いつも、たくさんのコメントをありがとうございます。
みなさんの声***********************************************
Aさん、すばらしいですね
上司が部下を「叱る」も同じです
Aさんのように前向きな考えの部下の成長は早いです
***********************************************みなさんの声
子どもも大人も、叱られるのはつらいですが、子どものうちに叱
られる本当の意味を知り、上手に叱られることができるようになっ
ていると、その先も、役立ちそうですね。
(^o^) ほめるのは難しい
Aさんは、私の話から、叱られることの価値を見つけてくれまし
た。
でも、実は、その話の中でもう一つ、子ども達に知っておいてほ
しいことがありました。
それは、「12才の人間は、もう褒められない」ということです。
最近、「褒めて伸ばす」のが大事だと言われるようになりました。
テレビ番組を見ていたら、街頭でインタビューをされたサラリー
マンが、「部下を褒めたいと思うのだけれど、褒めるのは難しくて、
なかなかうまくできません」と話しています。
この人は、こんなことで悩んでいるのか、大変だなあと、その時、
思いました。
もともと、上司が部下を褒める、というのは、ほとんど無理なこ
とだと思うからです。
「褒める」には、もちろん、人を伸ばす効果があります。
でも、それは、褒める人と褒められる人の間に、圧倒的に力の差
がある場合に限ります。
大人と子ども、将軍と一兵卒、あこがれのスターと熱烈なファン
…、このような関係の場合は、「よくやった」、「よくできた」と
いう褒め言葉は、人を伸ばす強力な栄養剤になるでしょう。
でも、これほどの差がない大人どうしの関係では、「よくやった」
とも言いにくいし、「よくやった」と言われても、それほど心も動
かないでしょう。
子ども達は小さな頃、褒められて大きくなってきました。
だから、いつまでも、昔のように褒められるものと思っています。
でも、6年生、12才は、すでに大人のメンタリティを持ってい
るし、親と対等な口をきくこともある年齢です。
ある時は、親と対等に口げんかをするくせに、自分の都合のよい
時だけ、小さな子どものように褒められたいなんて、虫が良すぎま
す。(^o^)
だから、もう、親は君たちを褒めてはくれない、褒められること
を期待するな、という話をしました。
この話の意味を理解した何人かの子は、すこしがっかりしたよう
です。
大事なのはここからです。その後、こんなふうに話を結びました。
「では、お父さん、お母さんは、君たちがいくらがんばっても認
めてくれないのか、というと、そうではない。
昔のように、褒める言葉を言ってはくれなくても、君ががんばっ
たのがわかった時は、いっしょに喜んでくれるはずだ。
それは、100点のテストを渡した時の、お父さんやお母さんの
顔を見ていれば、よくわかる。きっと、うれしそうな顔をしている
はず。
ここから先は、褒められることに幸せを感じる以上に、いっしょ
に喜んでくれる人がいることを幸せだと思える人間にシフトしてい
きなさい。」
大きくなった子どもに対して、親は褒めようと努力する必要はあ
りません。心のままに、子どもの成長を喜び、それを顔に出せば、
子どもは伸びていきます。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★