ホームページ『季節の小箱』へ  

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.404     2012/3/11  発行部数 1062
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
   ===========================================================
   
    こんにちは。三寒四温の「温」も、大分、春の様相を呈してきま
   した。そちらは、いかがですか。
   
   みなさんの声***********************************************
   予定表というものがどういうものか、こどもには何を書かせて、親
   はどういう観点でチェックすればよいか、それを見てどんな風にア
   ドバイスしたらよいか具体的に教えていただけないでしょうか?
   ***********************************************みなさんの声
   
    子ども達に、こういうお便りをもらったことを話したら、コピー
   してお送りしてもよいと許可をもらいました。さっそくお送りしま
   す。また、感想、疑問等をお知らせ下さい。
   
    では、「節目の話」最終回です。
   
          (^o^) 14才から18才まで
   
    第2次性徴が安定してくる14才。義務教育の終わりも目の前に
   近づいています。
   
    体が大人になるタイミングで、義務教育は終わります。
   
    大人になるのですから、これからは、自分の道を自分で考えなく
   てはいけません。
   
    実際には、日本では、15才で将来を決めるのは難しい状況にあ
   ることは確かですから、親に経済力があるなら、高校に行かせてや
   るのは正しい選択の一つだと思います。
   
    大人の体になったといっても、18才までは、まだ少し、体の力
   も伸びる時期でもあります。
   
    でも、高校は小中学校の続きではありません。高校は義務教育で
   はないのです。
   
    なぜ高校へ行くのかを自分でしっかりと考え、3年間を自分で責
   任を持って過ごさなければいけません。
   
    高校を卒業すると18才。
   
    18才を越えてもぐんぐん身長が伸びるという子は稀です。
   
    自然な体の成長は、ここで終わり。
   
    体も脳も心も、もう自然に生きているだけでは伸びません。
   
    それどころか、18才からは、自分でしっかりと目標を持っ
   て鍛えていかなければ、体も脳も心も衰えていきます。
   
    そういう18才の時に、日本では、将来の道を選ぶことが要求さ
   れます。
   
    どんな職業に就くのか、どんな学問をやっていくのか、など、自
   分で選んで、それぞれの道を歩き始めるのが18才です。
   
    ですから、14才から18才までが、がむしゃらにいろいろなこ
   とに挑戦できる最後の期間だと言えます。
   
    今、6年生の子ども達には、18才までは、すべてのことを好き
   嫌いせず、目の前にある課題に全力で取り組みなさい、と言って
   います。
   
    体(脳)が自然に成長している間は、何をやっても、それが全力投
   球なら、すべてのことが自分の栄養になるからです。
   
    とにかく、18才までの間に、何にでも体当たりでぶつかった子
   は、18才になった時に自然に、自分は何が好きで、何が合ってい
   て、どんなことで人に貢献できるかが、ある程度分かってくるはず
   です。
   
    それまでの間に、「自分はこれが好きだ」と見つけるのはいいの
   ですが、それゆえに、その好きなこと以外には手をつけないという
   のでは、人生のどこかで、「好きなこと」について迷いが生じた時、
   自分の道を見失います。
   
    18才まで、すべてのことに全力で取り組めた子は、その先、ず
   っと自分を信じて生きていく土台ができると思います。
   
    そういう子になるために必要な能力は「素直さ」です。
   
    素直に人の言うことを聴き、とにかく言われたとおりに試してみ
   る。
   
    「素直」という言葉からは、人の言うことに従う大人しい子とい
   うイメージを持たれることもありますが、大人しく聞いていること
   は、「素直さ」ではありません。
   
    大人が楽しそうに話すことを、「楽しそうだなあ」と感じ、自分
   もそれに挑戦してみる。これが素直な子です。
   
    挑戦してみた結果、どうしても自分には必要ないと思えば、そこ
   でやめればいいのです。
   
    そこでやめても、体と脳が自然に成長し続けている18才までな
   ら、そこまでにやったすべてのことは、決して無駄にはなりません。
   
   
    「素直な子どもに育てる」ことが、「能力を伸ばし才能を開花さ
   せる」ための究極の子育て法ではないかと、最近、感じています。
   
   
    少し長くなりましたが、これが私の考えている成長の節目です。
   
   
    また、ご意見をいただければ、うれしいです。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   言える話もありますよね。                ☆★