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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.415 2012/5/25 発行部数 1043
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
最新の日記はこちらから
http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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こんにちは。今日の「速効よい子」は415号。「415よいこ」
です…なんて言ったら、「おやじギャグ」の範疇に入れられてしま
いますね(^o^)。
みなさんの声***********************************************
以前ご相談させていただいたものですが、高校生の息子が元気にな
り、楽しそうに学校に行っております。いかに勉強が必要かを感じ
たらしく勉強を始めました。
***********************************************みなさんの声
誰でも躓く時期はあります。
でも、子どもの場合は、親が自分の人生を真面目に生きていさえ
すれば、必ず自分で立ち直ってくれます。
お子さんが楽しそうに生きるようになってくれて、本当によかっ
たです。
(^o^) レトルトカレーと面倒なカレー作り
6年生の算数の教科書に、
a+3=7
a+3−3=7−3
a=7
と載っているのを見たC君が、「塾で教わったのと違う」と言いま
した。
「塾では、左の+3は、右に行くと−3になる、と教えてくれた。
全然違う。教科書は面倒くさい」とのことです。
ここでの問題点は、C君が「面倒くさい」と思ったことよりも、
A a+3=7
a+3−3=7−3
a=7
と
B 左の+3は、右に行くと−3になる
が、
全く違うことだと思ったことです。
このAとBの2つは、同じ事を示しているからです。
Aは、等式の約束から答を求める方法。すなわち、カレーライス
でいうと、カレーライスの基本的な作り方、です。
Bは、それを元に考えられた簡単な方法。カレーライスで言うと、
レトルトのカレーを温めて食べる、ようなものです。
これは、どちらが良い、とかいう問題ではありません。
急いでいる時は、(宇宙ステーション内(^o^)でも)レトルトカレ
ーが活躍します。
しかし、よりおいしいカレーを作りたい、人に振る舞いたいと思
ったら、面倒でも基本的な作り方を知らなければいけません。
(C君の言うとおり、「基本」は面倒くさいのです。)
復習のためのテストの問題を解く時には「レトルト」が活躍しま
す。
この考え方を使って、より複雑な問題や新しい分野の問題に挑む
時には、「基本」を知っていることが必要になります。
2年生のかけ算でいうと、「ににんがし、にさんがろく…」はレ
トルトです。
どうして3×2が6になるのかを、絵や図を使って説明できる力
が「基本」です。
レトルトは便利です。レトルトを使えなければ、短時間で問題を
解くことはできません。
でも、それゆえに、レトルトしか教えられていないのでは、一生、
料理(算数)の楽しさを知らない人になってしまいます。
さらに言うなら、工夫して新しいものを考えたり、困難を自分で
乗り越えたりすることのできない人になってしまうでしょう。
ボンカレーが発売されてから40数年。レトルトカレーも、本格
的な味のものが増えました。本当に便利です。
でも、たまには、時間がかかっても、本格的な味ではなくても、
お父さん、お母さんの味のカレーライスをお子さんとゆっくり作っ
てみませんか。
お父さん、お母さんと一緒に作ったカレーライスの味を一生忘れ
ないのと同じように、お父さん、お母さんと楽しくおしゃべりしな
がら考えた算数の問題は、お子さんの心に深く刻まれるでしょう。
「基本」を知ることが、それを好きになる大きな要因になります。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★