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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.441     2012/11/24  発行部数 1027
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
   
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。今週は、子ども達は元気でしたが、私だけが風邪を
   ひいてしまい、ほとんど声が出ない状態でした。みなさん、体調の
   方は、いかがですか。
   
   みなさんの声***********************************************
   うちの中でもそうなるよう声掛けしようと思います。
   ***********************************************みなさんの声
   
    熱心に読んでいただき、ありがとうございます。「声掛け」と聞
   いて、思ったことがあるので、今日はそれを書きます。
   
         (^o^)「神様」の声掛け
   
    自分が「神様」になる時、私でいうと、小学校1年生から4年生
   までの担任をする時、子ども達と出会った日に、まず子ども達に言
   う言葉は「よい子になりたいですか」です。
   
    この年代の子どもの担任は、20回ほどやっていますが、「よい
   子になりたいですか」と聞かれて、「なりたくありません」と言っ
   た子は、まだ一人もいません。
   
    子ども達は、みんな、よい子になりたい、褒められたいと思って
   います。
   
    そこで、次に「では、今日から1年間、よい子になる方法を教え
   ますが、私の言うとおりにできますか」と聞きます。
   
    1,2年生は「は〜い」と答えます。
   
    3,4年生は「はい」と答える子が多いですが、中には「え〜」
   と言う子もいます。
   
    「言うとおりにするのは嫌ですか」と聞くと、「そうではなくて、
   難しい事をやれと言われてもできないかも」と心配になるのだそう
   です。
   
    「では、さっき、よい子になりたいと言ったのは、それほど本気
   ではないのですか」とちょっと脅かします。
   
    それで、渋々、全員「言う通りにします」というクラスもあれば、
   「どんなことをするのか教えてください」とさらに突っ込んで来る
   子がいることもあります。
   
    そこで、最初のレッスン。
   
    「ものすごく嫌な顔をして、ものすごく嫌な声で、おはようと言
   ってください」
   
    子ども達は、ちょっとびっくりしますが、実は、こういうのが大
   好きです。
   
    一人がやり始めると、みんな安心してやり始めます。
   
    「では、次は、とっても明るい笑顔とさわやかな声で、おはよう
   と言ってください」
   
    「どちらが、褒められると思いますか」
   
    答えはもちろん、全員一致。
   
    「では、明日から、これをやってください。難しいですか。」
   
    子ども達は、やりますと言います。
   
    翌日は、廊下に連れて行き、走っている子と歩いている子を見せ
   て、よい子を選ばせます。
   
    また次の日は、トイレに連れて行き、スリッパを乱して帰る子と
   しっかり揃えて帰る子の芝居を見せ、よい子の練習をします。
   
    理屈では分かっているとはいえ、今までやっていなかった子が急
   にできるようになるということは、なかなかないことです。
   
    でも、クラスの中には、言われたとおりきちんと毎日やれる子が
   います。
   
    しばらくすると、幸運な事に、それを褒めてくれる大人が現れま
   す。
   
    直接子どもを褒めてくれる大人もいれば、「こうじ先生のクラス
   の子が…」と私に教えてくれる大人もいます。
   
    そういうことがわかったら、すぐにクラス全員に知らせます。
   
    褒められた子はうれしいし、それを見ている子はうらやましい。
   
    次第に、「よい子」は広がっていきます。
   
    そうすると、「神様」の言う事を聞く子も増えてきます。
   
    ですから、「神様」は間違った事は、もちろん教えられないので、
   慎重に「教え」を伝えなければなりません。
   
    10才までに心と体に刻んだ事が、一生よいこととして通用しな
   ければ、無駄であり、逆に人生を駄目にしてしまうこともあるから
   です。
   
    私が気をつけている事は主に2つです。
   
    一つ目は、「よい子になるということは、周りの人を幸せにする
   ことである」ということをいつも必ず付け加える事。
   
    二つ目は、「これは、だめ」と言わずに、「こうするとよい子に
   なれる」と言うことです。
   
    この二つのことに気をつけていれば、子ども達が大人になった時、
   自分の行為について深く考え、自分で選択できるようになるのでは
   ないかと思うからです。
   
    このあたりは、私の勝手な考えなので、また、ご意見をいただけ
   るとうれしいです。
   
    今日は、大分長くなってしまいました。最後まで読んでいただき、
   うれしいです。

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