ホームページ『季節の小箱』へ  

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.463     2013/4/27  発行部数 983
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
   ===========================================================
     
    こんにちは。毎週、コメントをありがとうございます。
   
    いただいたコメントから、次の「よい子」が生まれます。
   
    気軽にたった一言でもいいので、これからも、よろしくお願いし
   ます。
   
        (^o^) 避難所の助六ずし
      
   みなさんの声***********************************************
   今回のメルマガの中で、
   「給食には、いろいろな目的がありますが、私は、
   ・ごちそうしてくれたものは、何でもおいしそうに食べ、残さない
   という能力を身につける
   ・日本が突然つぶれた時、きちんと生き延びる力を身につける
   という2つのことが大事だと思うので・・・」
   と書かれてあります。
   上記の2点、とても大切なことだと思うのですが、
   2つ目の項目がどのように給食と関わっているのか、ピンときませ
   んでした。
   よろしければ教えていただきたいです。
   ***********************************************みなさんの声
      
    以前ブログ「大好きだよ」でも書きましたが、東北の震災の時、
   娘は千葉で一人暮らしをしていました。
   
    津波の被害が大きかった県のみなさんは本当に大変だったと思い
   ますが、報道の少なかった茨城県、千葉県でも、ご苦労なさった方
   が多いと聞きます。
   
    娘は当時、知り合いは職場の人だけで、ご近所はまったく知らな
   い状態でした。
   
    それでも、一人でアパートにいるのは危険だと思い、近くの公民
   館に避難したそうです。
   
    誰一人知らない避難所で、どうすればいいか困っていると、祖母
   よりもお年をめしていると思われるご婦人から「いっしょにいましょ
   う」と声をかけられました。
   
    娘に食料がないことを知ると、そのご婦人は、コンビニで売って
   いる小さな助六ずしの半分を娘に食べさせてくれました。
   
    話を聞くと、数時間前、初めて近くのコンビニに食料が運ばれて
   きて、避難所の人がコンビニに殺到しました。
   
    ところが、そこで、誰かが「これは貴重な食料だから、みんな欲
   張らずに、一人一つと決めて買うことにしませんか」と言いだし、
   そこにいた全員が賛成し整然と食料を買ったので、そのご婦人も、
   やっとその助六ずしがひとつ買えたそうです。
   
    次に、いつ食料が手に入るかわからない時。
   
    一人分ともいえない少ない量の助六ずし1パック。
   
    その半分を見ず知らずの自分に惜しげもなく分けてくれた自分の
   祖母よりもお年をめしたご婦人。
   
    その時のことを思い出すと、今でも涙が出てしまうと娘は言いま
   す。
   
    うっかりすると、人間はこの世界を支配していると思ってしまい
   ますが、こんなふうに、この星の身震い一つで、すべてを失うこと
   だってあり得ます。
   
    今は、日本という国に守られて、ぬくぬくと生きていますが、あ
   る日突然、他の国と衝突したり、日本自体が経済破たんをする恐れ
   が全くないわけではありません。
   
    嫌いだと言っていた食材、食べられないと泣いていた給食どころ
   か、食べ物がすべて、一瞬で消えてしまう日が、ある日突然やって
   くることはない、と言い切れる人はいないのです。
   
    不幸な未来を予測しろとは、子どもたちには教えませんが、この
   助六ずしを幸せいっぱいの顔で食べることのできる人間に育てたい
   と、強く思います。
   
    今回は、コメントをいただいたおかげで、自分でも予想していな
   かった記事が書けました。
   
    みなさんからの毎週のコメントに、本当に心から感謝しています。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   
   言える話もありますよね。                ☆★