ホームページ『季節の小箱』へ  

   ===========================================================
    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.473     2013/7/6  発行部数 956
   ===========================================================
       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
   ===========================================================
     
    こんにちは。今日は、国語で「来た」の尊敬語「いらっしゃった」
   を学習しました。私が教室に行くたびにこどもたちが「先生がいら
   っしゃった」と大騒ぎしています(^o^)。
      
   みなさんの声***********************************************
   伝える言葉。大人もですね。やってみます。
   ***********************************************みなさんの声
      
    いつも、ていねいなコメントをありがとうございます。
   
    言葉は思考の唯一の道具ですから、言葉が思考に与える影響は、
   ことのほか大きいようです。
   
    ブログやメールマガジンを書き続けていることが、言葉の練習に
   なっているような気がします。
   
    アウトプットした時に、学習は身につきますね。
   
        (^o^) 先生、色を塗りますか
   
    国語の授業で、自分の気に入った物語を1枚のリーフレットで紹
   介しようという学習をしました。
   
    子どもたちは熱心に取り組み、一人で2枚も3枚も作る子が出て
   きました。
   
    1枚できるたびに、私のところに提出します。
   
    Aさんが、「できました」と言って、持ってきました。
   
    すでに提出してある作品の上に出そうとしたAさんの手が止まり
   ました。
   
    友達のリーフレットに描かれたイラストには、みんなきれいに色
   が塗ってあったのに、Aさんのイラストには色が塗ってはありませ
   んでした。
   
    「先生、色を塗りますか」とAさんが聞きます。
   
    「それは、先生いつ着替える、でしょ。言い直してごらん」と私
   が言います。
   
    Aさんは、黙ったまま答えません。
   
    そこで、「君が色を塗りたいなら、色を塗ってきていいですか、
   塗りたくないなら、塗らなくてもいいですか、と言えばいいんだよ」
   と私が言いました。
   
    それでもAさんは黙っています。
   
    「君は色を塗りたいの?塗りたくないの?」と聞くと、Aさんは
   今度はさっと答えました。
   
    「わかりません」
   
    これは、とても重要で、心配なことです。
   
    子どもたちが質問する時には、意志があるように思われがちです
   が、実は、こんなふうに自分の行動を人任せにしていることがとて
   も多いのです。
   
    もし、このまま大人になってしまったら、この子たちは、自分の
   意思がなく(本人は持っているつもりで)、他人に都合のよいだけの
   人間になってしまうでしょう。
   
    自分で判断をしないことが「普通」になってしまったら、自分の
   人生がむなしいことにすら気づかない人間になってしまいます。(い
   っそ、その方が幸せでしょうか。)
   
    こうなってしまう原因はいろいろ考えられるのですが、身近なと
   ころでは、大人が急ぎすぎることに大きな原因があるような気がし
   ます。
   
    子どもが何かを言いかけると、言い終わらないうちに、その意を
   くんで、あとの言葉を引き取ってしまうことはないでしょうか。
   
    もし、Aさんの「先生、色を塗りますか」に、私が問い直すこと
   をせずに、「塗りましょう」とか「そのままでいいよ」と答えてい
   たら、Aさんに意志がなかったことはわからないままだったと思い
   ます。
   
    お子さんが何かを質問してきたら、「自分はどうしたいの?」と
   じっくり聞いてみてください。
   
    何度もそれを繰り返すことで、意志を持つことが「普通」になっ
   ていくと思います。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   
   言える話もありますよね。                ☆★