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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.475     2013/7/19  発行部数 954
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。教室は頭が朦朧とする暑さですが、子どもたちは一
   所懸命、学習に取り組んでいます。
   
    10歳の子どもたちを侮ってはいけません。大人のレベルに置き
   換えてみると、この気力は、多くの大人がまねできないのではない
   かと思います(^o^)。
   
    この教室での「闘い」もあと一週間。
   
    なぜ長い夏休みが必要なのか、という声も上がっているようです
   が、1日、この教室で勉強なさったら、夏休みが必要な理由は、わ
   かります。
   
         (^o^) 問題を読んでいるかな
   
    テストをやると、子どもたちが問題をよく読まずに答えているこ
   とが、わかります。
   
    これは、夏の暑さとは関係ないようです。(^o^)
   
    例えば、「次の文の中で、正しいものはどれでしょう。正しいも
   のを2つ選びなさい」と言う問題では、ひとつだけに○をつけて終
   わってしまう子がいます。
   
    こんなこともあります。
   
   直角は( )度です。
   ( )に当てはまる数字を3つの中から選び、記号で答えなさい。
   (ア) 50  (イ) 90  (ウ) 100
   
    こういう問題では、( )の中に、90と書く子が、けっこう多い
   のです。
   
    意地の悪い問題が多いわけではありません。
   
    問題文、特に、答え方に関する部分を読まないで、あわてて答え
   てしまうことが多いようです。
   
    問題をていねいに読みなさいと口うるさく言っても、なかなか直
   りません。
   
    4年生に、この話をしたら、「私たちは大丈夫」と全くの他人事
   です。
   
    そこで、わり算の授業中に、こんな問題を出してみました。
   
   12本の鉛筆があります。
   4人に同じように分けます。
   最初にあった鉛筆は何本でしょう。
   
    信じられないかもしれませんが、全員、口をそろえて
   
   12÷4=3 答え3本
   
   と答えました。
   
    これには、本人たちも驚いていました。
   
    文を読むことは、学習の大事な基本のひとつです。
   
    今、国語の授業は、「読む」時間が大幅に削減され、「書く」こ
   とに多くの時間が使われるようになりました。
   
    学習は、アウトプットした時に真の実力となるので、書くことに
   時間をかけること自体は悪いことではありません。
   
    でも、その分、物語のひとつひとつの言葉を吟味して、じっくり
   日本語に向き合う時間は、本当に少なくなりました。
   
    物語に感動して、言葉そのものを愛せれば、どんな時も、文をし
   っかりと読もうとする心が育まれ、読み落としは減っていきます。
   
    でも、時代も日本の教育方針も、情報をすばやく読み、必要なも
   のだけを取り出すことが、より良いことだという方向に向かって進
   んでいます。
   
    この方針が30年後の日本をどのようにしてしまうのか、私には
   見当がつきませんが、少し心配ではあります。
   
    さて、夏休みは、子どもたちも、少しだけ時間に余裕ができます。
   
    大人の忙しさは変わらないでしょうが、できれば、こういう子供
   に余裕のある時に、親子読書の時間が取れれば、最高です。
   
    テレビを見る15分を親子読書に替えるだけで、お子さんの人生
   は、大きく変わっていくと思います。
   
    15分…「あまちゃん」1話分の長さです(^o^)。

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