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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.493     2013/11/22  発行部数 926
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。寒くなりました。風邪はひいていませんか。
   
    年賀状を儀礼的なものだと考えている人もいるようですが、私は、
   「以前お世話になったのに、1年間まったく連絡を差し上げず申し
   訳ないことをした方々に、せめて1年に1度のごあいさつができる
   大事なチャンス」だと思っています。
   
    などと言いながら、そろそろ準備をしなければいけない時期です
   が、パソコンを変えたら、ソフトも変わってしまい、ちょっとした
   ことでマニュアルを読まなければいけないので、ちょっと二の足を
   踏んでしまいます(^o^)。
   
    年賀状、どうしていらっしゃいますか。
   
        (^o^) 手紙こそ文章力アップの最強アイテム
   
    先日行われた学級懇談会では、学級役員さんが苦心してくれて、
   「みんなでわいわいやりながら、年賀状を自分の子に書こう」とい
   う企画をしてくれました。
   
    当日は、参加者が予想を下回り、少し残念でしたが、とてもよい
   企画だと思いました。
   
    なぜなら、手紙こそ文章力アップの最強アイテムだからです。
   
    新しい文部科学省の方針では、「表現する」に力が入れられてい
   ます。
   
    国語では、「読む」時間より、「書く」時間が圧倒的に長くとら
   れるようになりました。
   
    私自身は、この方針にもろ手を挙げては賛成できないのですが(そ
   れに関して詳しいことは、また機会があったら書きます)、「書く」
   力がつくこと自体は、悪いことではありません。
   
    国語の学習では、生活作文、読書感想文、報告文や説明文、新聞
   記事、礼状、詩などを書いて、書く力を伸ばしています。
   
    このように文章には様々な形式がありますが、人生を通して、最
   も多く書く機会があり、最も重要なのは「手紙」ではないかと思い
   ます。
   
    自分の思いを正しく伝え、相手の心を動かせる手紙を書くことが
   できれば、文章を書く力は満点だといってよいでしょう。
   
    手紙の中には、文章に必要なあらゆることがふくまれているので、
   手紙を書くことはそれだけで、基礎的な書く力を育むことになりま
   す。
   
    以前にも紹介しましたが、大人でも書けないような文章を書く5
   年生の女子Aさんを担任したことがあります。
   
    私も書くことが大好きなので、そうそう人には負けない文を書け
   るつもりでいましたが、もしかしたら10歳のAさんは、自分を越
   えているかもしれないと思いました。
   
    三十数年、この仕事をしていますが、こんな子に出会ったのは、
   後にも先にも、このAさん一人だけです。
   
    どうやって素晴らしい力を身につけたのかと、お母さんに尋ねま
   したが、お母さん自身もわからないとおっしゃっていました。
   
    その後、何度かお母さんとお話しする中で、その秘密はお母さん
   との交換日記にあることがわかってきました。
   
    幼稚園から続けている、お母さんとの文のやりとりが、彼女の文
   章力を人並み外れたものに高めていったようです。
   
    大好きな人に、自分の気持ちをわかってもらおうとして書く手紙
   は、その真剣さから、高い技術を自然に身につけさせてくれます。
   
    大好きな人に手紙を読んでもらえる喜びは、さらによい文章を書
   こうというモチベーションを生み出します。
   
    Aさんのお母さんが意図的にこうしたことを始めたのかはわかり
   ませんが、5年、6年と続く手紙のやり取りの中で、Aさんの才能
   が開花したのは明らかだと思われます。
   
    親子で今更、と思うかもしれませんが、交換日記や手紙のやりと
   りを始めてみませんか。

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