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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.512     2014/4/11  発行部数 1140
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。新学期も始まり、新しいクラスの友達、新しい先生
   など、「新しい」が満載の1週間ですね。
      
   みなさんの声***********************************************
   転勤の多い仕事なので、子供にもストレスだろうと思います。
   ***********************************************みなさんの声
      
    お子さんのことを、真正面からしっかりとらえていらっしゃるか
   ら出てくる言葉ですね。
   
    こんなふうに、子どものことを、落ち着いた心で見てやれると、
   子どもは幸せになれます。
   
        (^o^) 個性を生かす
   
    以前、ある全校集会で、Aさんは、「お礼の言葉」を言う役にな
   りました。
   
    その時、Aさんのお母さんから、こう言われました。
   
   「Aは、どうして全校集会でピアノ伴奏をやらせてもらえないので
   すか。学校では個性を尊重しないのですか。」
   
    個性というのは、とても大事な言葉です。
   
    個性があるから社会が成り立つのであり、個性があるから夢も叶
   うのです。
   
    でも、大事な言葉であるがゆえに、周りの大人が、個性という言
   葉の意味を取り違えると、子どもの未来を狭くしたり、つぶしたり
   してしまいかねません。
   
    たとえば、B君が野球で4割打者だったなら、B君はとてもよい
   打者です。
   
    その上、B君が3回に1回、守備でミスをするような人なら、普
   通、B君の個性は、「攻撃の人」ということになります。
   
    しかし、B君のいるチームの他の8人の選手が、みんな、6割打
   てる打者で、しかも、2回に1回、守備でミスをするような人たち
   だったらどうでしょう。
   
    そのチームにいる間は、B君は「守備の人」として、個性を輝か
   せるのです。
   
    このように、個性というのは、今いるチームの性質によって、正
   反対にもなってしまいます。
   
    サッカーで初めてドイツでプロ選手になった奥寺さんは、日本の
   誇るフォワードでしたが、ブンデスリーガでは、守備の名手として
   活躍しました。
   
    奥寺選手がチームから求められたのは、彼の持つ高い守備能力だ
   ったのです。
   
    もし、それに気づかず、ディフェンダーのポジションは嫌だと言
   っていたら、日本人初のブンデスリーガでの成功はなかったかもし
   れません。
   
    (この話をすると、時々、間違えられるのですが、自分の主張をす
   るな、という話ではありません。周りを冷静に見なさいという話で
   す。)
   
    子どもたちは、無人島で生きるのではありません。
   
    日本で夢を叶えるには、チームでがんばったり、いろいろな人と
   のつながりを大事にすることが重要です。
   
    チームで発揮できる力こそ「個性」だと言ってもいいのかもしれ
   ません。
   
    Aさんはピアノのとても上手な子でした。
   
    でも、その全校集会での歌の伴奏は、他の子でもできるものでし
   た。
   
    Aさんはピアノが上手であると同時に、相手の心に届く話し方が
   できるという能力がありました。
   
    Aさんが、この集会で使うべきは、そちらの能力だったのです。
   
    親は、子どもがどんなことにがんばってきたのか、どんなことが
   得意なのかをよく知っています。
   
    でも、今、子どもが置かれている「社会状況」は、わかりにくい
   ものです。
   
    その点では、先生や友達をはじめとする、お子さんの周りの人の
   方が、お子さんを取り巻く「社会状況」がよく見えます。
   
    また、「個性」は、一人にひとつではありません。
   
    今年1年、今まで以上に周りの人の声に耳を傾け、お子さんの個
   性を、たくさん、正確にとらえてみてください。
   
    そうすることで、お子さんの未来が大きく門を開くことは間違い
   ありません。

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