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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.517     2014/5/18  発行部数 1158
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。今日、また、ひとつ年をとりました(^o^)。
   
    お子さんの誕生日は、盛大に祝ってください。
   
    誕生日を祝ってもらった記憶は、一生を貫く自己肯定感のベース
   になります。
   
         (^o^) 式、図、言葉の3点セット
   
    5年生の算数「単位量当たりの考え方」の授業です。
   
    「1990年、日本では1年間に114400000万kgの二酸
   化炭素が出ました。当時の人口は12361万人です。1人当たり
   の二酸化炭素の出た量を求めなさい」
   
    A君一人を除いて、全員が、さっと
   114400000÷12361
   という式を書きました。
   
    そこで、「この式が正しいとわかる図、または絵を描きなさい」
   と指示しました。
   
    全員が、最初、頭を抱えましたが、そのうち、Bさんが、
   
   人間を3人描き、それぞれに吹き出しをつけ、
   吹き出しの中に小さな丸を10個ずつ描きました。
   3つの吹き出しはつながっています。
   
    他に、3人の子も、これに近い絵を描いていました。
   
    Bさんの絵は、この問題が単位量当たりの考えであることを上手
   に表現できています。
   
    残念ながら、他の子は、この絵がぴんと来ていませんでした。
   
    式を立てられなかったA君には、次の問題を出しました。
   
   「りんごが6個あります。3人で同じ数ずつ食べます。一人分はい
   くつでしょう。」
   
    これならわかると、A君は、式と絵をすらすらと描きました。
   
    「二酸化炭素の問題は、このリンゴの問題と同じ仕組みでしょう」
   と私が言うと、何人かがパッと理解できました。
   
    その後、まだわからない子には、くわしく説明しました。
   
    この授業からは、2つのことがわかります。
   
    ひとつは、式はわかるのに、その式になる仕組みをきちんと説明
   できない子が大変多いことです。
   
    もうひとつは、A君のように、理論を理解していても、数字が大
   きくなったり、二酸化炭素のように目に見えないものになったりす
   ると、わからなくなってしまう子がいることです。
   
    特効薬は、まだ私には見つけられませんが、こういう点が弱点に
   ならないように、子どもたちには、算数の問題を解く時は、いつで
   も、式(数字)、図(絵などのイメージ)、言葉(文で自分のしたことを
   説明する)の3点セットをそろえなさいと言っています。
   
    こうすることで、Bさんのように、いつでも問題の本質をとらえ、
   最もシンプルな形にして問題が解けるようになります。
   
    お子さんが算数の宿題をやっている時、式だけではなく、どんな
   図になるか、その式の仕組みを言葉で説明できるかを、一緒に考え
   てやってみてください。

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