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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.570     2015/5/22  発行部数 1087
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    新しいクラスになって1か月半。子どもたちの書き取りの宿題の
   字がきれいになってきました。
   
         (^o^) 本当は、誰でも上手に書ける
   
    字を上手に書けるかと聞くと、多くの子が「自分は字が下手だ」
   と言います。
   
    確かに、自信を持てる字を書いている子は少ないですね。
   
    でも、この質問は「字を上手に書いているか」ではなく、「字を
   上手に書けるか」です。
   
    実は、本当は、みんな字を「上手に書ける」のです。
   
    例えば、一流シェフの料理の盛り付け。
   
    素人では、どんなにまねをしても、それに近いものはできない、
   と思えます。
   
    でも、よく考えてみると、たくさん練習をして、失敗したらやり
   直して、と、時間をかければ、何とか、それに近いものができるの
   ではないでしょうか。
   
    決定的な違いは、できあがるまでの時間です。
   
    一流シェフは、さっと盛り付けてしまいます。
   
    でも、素人がそれをやろうとすると、プロの何十倍もの時間(ラン
   チを上手に盛り付けようとしたら翌日のディナーになってしまった、
   1食作るのに1週間かかった…(^o^))が必要になります。
   
    文字も同じです。
   
    文字の形をじっくり研究し、ゆっくり丁寧に書き、失敗したら、
   何度も消して書き直す。
   
    こうすれば、必ず上手な字は書けます。
   
    ところが、字が未だ上手でない子が、上手な子と同じ時間(例えば
   書き取り1ページを15分)で書こうとして書けないから、自分は字
   が上手に書けないと思い込むのです。
   
    上手な子が15分で書けてしまう「書き取りノート」1ページを、
   3時間かけて書いてみましょう。
   
    自分の字が、びっくりするほど上手なことに驚きます。
   
    これを何日か、楽しむことができた子は、すぐに上達を始めます。
   
    「時間をかければ上手に書ける」ということに気づかない子、気
   づいてもやらない子は、一生、字は上手になりません。
   
    他のことも、すべて同じです。
   
    自転車の漕ぎ出しは、とても足の力を要します。
   
    エンジンの回転数を上げて、たくさんのガソリンを消費し、エン
   ジンに無理をさせなければ、自動車は停車位置から走り出しません。
   
    どんなことも、始めたばかりの時は、大きな力(時間と我慢)が必
   要なのです。
   
    でも、それさえ乗り越えてしまえば(自転車や車なら、スピードに
   乗りさえすれば)、後は、少しの力だけで、最高の実力を発揮できる
   ようになるのです。
   
    その「大きな力」を出すためには、周りの大人の協力が必要なこ
   ともあるでしょう。
   
    しかし、大人の力を借りたとしても、書き取りで、そのことを知
   った子は、他のことでも、希望を持って頑張るようになります。
   
    できないことを、時間と我慢でやり遂げてみる。
   
    確かに大変なことですが、その見返りは、途方もなく大きいので
   す。

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