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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.572     2015/6/6  発行部数 1086
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    子どもたちの田植えが、無事、終わりました。
   
    何から何まで用意してもらっての体験活動ですが、それでも、経
   験することの大事さは、子どもたちを見ていて、よくわかりました。
   
    教室に帰ってからのレポートも、生き生きした視点で書かれてい
   ました。
   
         (^o^) ITとかデジタル教科書とか
   
    「ITとかデジタル教科書とかいう言葉を聞くと、子どもに何かを
   させなければいけないのではないかと、何となく焦ってしまいます。」
   
   と、おっしゃっている方がいました。
   
    これだけ「社会」が、「情報」「IT」などと騒いでいれば、コン
   ピュータなどの使い方を早めに子どもに教えておいた方がよいよう
   な錯覚に陥るのは、当然です。
    
    でも、実際には、そんなことは全くありません。
   
    「情報」も「機器」も、単なる道具にすぎないからです。
   
    道具というのは、人間の仕事をしやすくするために存在するもの
   ですから、まず、こんな「仕事」をしよう、ということが先立つの
   が大事で、すべきことや、やり遂げたいことがないのに、道具の使
   い方を覚えるためだけに時間をとるのは無駄なことです。
   
    どうしてもやりたいことがあって、そのために道具の使い方を覚
   えようとする時は、何の目的もなく道具の使い方を覚える時の何分
   の一かの少ない時間で覚えられます。
   
    さらに、子育てに限って言えば、もっと重要なことがあります。
   
    それは、五感を十分に発達させておかなければならない10歳ま
   での「時代」に、小さな画面と指先の動きだけで過ごす時間の危険
   性です。
   
    田植えをした子どもたちは、足裏で泥の感触を味わい、田に張っ
   た水の微妙な温度差を感じ、草の匂いを体に吸い込み、風が渡る音
   を聞き、目に見えない虫の動きを肌で受け止め、視界よりも広く輝
   く空のまぶしさを全身に浴びました。
   
    10歳までに、五感を磨いておくことが、脳の正常な進化を促す
   そうです。
   
    「では、早速、夏休みに家族キャンプをしよう」などと考える必
   要はありません。
   
    日本は、どこに住んでいても、半日あれば、子どもたちが、海、
   川、山、土と戯れることのできる場所に行って帰ってくることがで
   きます。
   
    同じ3日分なら、2泊3日で遠出するキャンプよりも、近場で過
   ごす半日6回の方が、子どもの感覚は育つような気がします。
   
    お子さんのコンピュータゲーム、インターネット、スマホは、今
   すぐ禁止です。
   
    その時間は、家事の手伝い、おしゃべり(親子でボードゲームも含
   む)、読書(読み聞かせ)、散歩に変えてください。
   
    そして、大人が半日、時間を作れたら、近場で、子どもたちに自
   然の風と光を浴びさせましょう。

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