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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.576     2015/7/4  発行部数 1083
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       『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
        全国どこの書店からでもお求めになれます。
        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    なでしこジャパンの快進撃が続きます。
   
    どのゲームも1点差。これが、本当に「強い」ということなのか
   もしれません。
   
    準決勝でオウンゴールをしてしまったイングランドの選手は可哀
   そうでしたが、彼女を温かく囲んでいるチームの人たちの姿や、宮
   間選手の「彼女たちにとってはアンラッキーなゴールでした」とい
   う相手を慮るインタビューは、世界中にサッカーファンをふやして
   くれると思います。
   
    さて、毎週、たくさんのコメントをありがとうございます。
      
   みなさんの声***********************************************
    左の脳で言葉を理解し、右の脳でそれを映像化するのが読書とす
   ると、一つ疑問があります。その映像の元は何でしょう。想像力で
   映像化すると言っても、全く知らないものは映像化できないのでは
   ないでしょうか。
    そこで、もう一つ、映像の元を蓄えるための体験活動が重要なの
   ではないでしょうか。いろいろな体験をすることが、映像の元をつ
   くることにはならないでしょうか。
   ***********************************************みなさんの声
      
    まったく、その通りだと思います。
   
         (^o^) 子どもは退屈が嫌いだから
   
    「映像の元」は必要です。
   
    でも、「映像の元」は、テレビやコンピュータゲームの映像では
   ありません。
   
    これらの映像は、視覚から入ってくるものですが、人間が「世界」
   を感じるのは、視覚からだけではありません。
   
    音、匂い、皮膚感覚、いわゆる五感を使って、世界を感じるので
   す。
   
    小さな頃から、そうして取り込んできたすべての感覚が、読書の
   時の映像化の元になっていると私は考えます。
   
    世界は、「振動」でできていて、可視光線は、その振動のほんの
   一部でしかないと考える科学もあるそうです。
   
    いずれにせよ、本を読んだ時、脳内で結ばれる映像は、平面的な
   無味乾燥のものではなく、すべての感覚を伴ったものになっている
   はずです。
   
    子どもたちは、毎日、いろいろなものから刺激を受けていますが、
   普段の生活の連続の中では、「慣れ」がその感覚を鈍らせてしまう
   こともあります。
   
    もうすぐ来る夏休みは、新鮮な感覚に戻る良いチャンスです。
   
    いつもと違う場所に行くだけで、感覚は新しくなり、世界を豊富
   に取り込めます。
   
    できれば、普段の生活とは「自然感」の違う場所に行くとよいと
   思います。
   
    ただ、気を付けたいのは、日程を詰め込みすぎてしまわないよう
   にすることです。
   
    子どもは「退屈が嫌い」です。
   
    こんなふうに言うと、逆に、日程を詰め込んだ方がいいのではな
   いか、と思われるかもしれませんね。
   
    でも、「退屈が嫌い」だからこそ、日程を詰め込んでは逆効果に
   なるのです。
   
    何も決めずに子供を「自然」の中に放り込んでおくと、子どもは
   退屈が嫌いなので、必ず何かを始めます。
   
    観察し、いたずらし、作り出します。
   
    日程が詰まっていると、ベルトコンベアに乗って運ばれていくだ
   けで、何も感じず、何も思わず1日を過ごしてしまうのです。
   
    子どもは退屈が嫌いだから、と考えて、コンピュータゲームを買
   い与えた場合は、そのほとんどが、子どもの観察力、創造力の芽を
   摘んでしまうという失敗に終わります。
   
    「遠く」でなくてもいいし、「長く」でなくてもいいのです。
   
    日常と少しだけ違う自然のある場所へ行って、「ほったらかし」
   にしてみませんか。

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