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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.588 2015/9/25 発行部数 1073
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ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
最新の日記はこちらから
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こんにちは。
シルバーウィークは、比較的、天気もよく、外でのびのびと体を
動かすことのできた子も多いと思います。
外では、どんな遊びをしているでしょう。
(^o^) ルールの理由
体育の授業では、3種類のボールゲームをします。
ボールを奪い合うサッカー系、ボールを打ち合うテニス系、そし
て野球系です。
ボールが苦手な子は、ボールゲームを嫌う場合も多いのですが、
「ハバネロ」は、小学校2年生から6年生まで、苦手な子も楽しん
でくれます。
それは、このゲームが、20年以上かけて、少しずつ、子どもた
ちがルールを決めていったゲームだからです。
逆に、野球系は、放っておくと、特に女子が見向きしません。
それは、野球の好きな子が、いきなり「野球のルール」を導入し
てしまうためで、それがさっぱりわからない、という子が多いから
です。
(サッカー系と違って、野球系は武道のように、1対1の対決場面
がほとんどで、一人一人の実力差がはっきりと出て、しかも、それ
がチームの勝敗を決めてしまうという側面も無視できません。)
私の体育の授業の野球系ゲームは、最初、ルールがありません。
基本的な約束として、
・ボールをフィールドに入れ、ボールがフィールドにいる間に、3
つのベースを順番に踏んで、ホームに戻ってきたら1点。
・フィールドにいて、ベースから離れている時に、相手の持ってい
るボールでタッチされたら、アウト。
これだけです。
ファーストはフォースアウト、などという難しいルールはないし、
フライをノーバウンドで取られたらアウト、などというルールもあ
りません。
それどころか、最初あるのは、ベース4枚とボール1個だけ。
バットさえありません。
それで始めて、必要なルールを作りながら運動を楽しむのが、こ
の体育の授業の狙いです。
最初、ボールをフィールドに入れるのは、手で好きなところに投
げてしまうので、バットにボールを当てるという難しいことはなく、
守備も混乱しているので、どの子も、ヒットやホームランばかり。
自分が点を入れられるチャンスがたくさんあるので、今まで野球
を知らなかった女の子も、ボールが苦手な子も、みんな楽しんで参
加できます。
その後、ルールが次第に複雑になっていっても、自分が参加して
いるその場でルールが作られていくので、みんな、それを理解して、
楽しさは薄れていきません。
いくら複雑に見えるルールでも、その理由がわかっていれば、習
得は簡単です。
私が、この授業で教えたいのは、体育の楽しさとともに、「ルー
ルは、誰かから与えられているものではない」ということです。
ルールというのは、人間が生まれる前からあったような錯覚をし
ている子は、たくさんいます。
でも、ルールというのは、人間が、みんなで幸せになるために、
知恵を絞って作り上げていくものです。
こんなゲームではありますが、そのことを少しでも体感して大人
になってくれれば、ルールは人を縛るものではなく、人を幸せにす
るアイテムとして認識してくれるのではないか、と、思います。
みんなの幸せのために、ルールはみんなで作っていく。
それを実現できるチャンスがある国(時代)に生まれた幸せを、子
どもたちに感じてほしいと思っています。
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