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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.599 2015/12/11 発行部数 1094
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『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
最新の日記はこちらから
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こんにちは。今日も教室の窓から富士山がきれいです。
先日、学習発表会があり、グループ発表をしたのですが、「聞い
ている人の呼吸を感じながら話す」が上手にできる子が多く、感心
しました。
「聞いている人の呼吸を感じながら話す」については、また、機
会を見て、お伝えします。
(^o^) 漢字を正しく覚えるためには、速さを
4月から、毎日、1ページの漢字書き取りの宿題を出しています。
4月に一度、「平仮名の授業」をし、提出された書き取りの宿題
は、徹底的に平仮名の字形を直してきました。
本来は、漢字を含めたすべての字について、そうしなければいけ
ないのですが、そうするための時間はありません。
字形をしつこく直してきたのは、字をゆっくりと書かせるためで
す。
この「ゆっくり書く」というスピード感が、漢字を正しく覚える
ためにも役立ちます。
どんなことでも、覚える、手になじませる、体にしみこませるた
めには、ある程度の時間が必要ですが、同じように時間をかけても、
しっかり習得できる子と、そうでない子が出てきます。
その違いは、1回1回練習する時のスピードの違いから来ること
も多いようです。
自転車、縄跳び、包丁使い…、どんなことでも覚え始めはゆっく
りです。
しかし、慣れてくると、そのスピードは次第に上がってきます。
それは、よいことなのですが、しっかりと習得できていないうち
に、速すぎるスピードでやってしまうと、正しく技術が習得できな
いまま成長してしまうのです。
自転車の練習ならば、無茶をしてスピードを上げすぎれば危険な
ことは自分でわかるので、子どもは自然にスピードをコントロール
しながら練習を重ねます。
しかし、漢字の練習は、速く書いても危険ではないので(^o^)、子
どもたちは、しっかり覚えていなくても、どんどん速く書くように
なります。
ここを大人がしっかりと見て、完全に覚え、美しく書くまで無理
にでも、ゆっくりと書かせることがポイントです。
今年の学級の子どもたちは、多くの子が、たいへん上手な平仮名
を書けるようになりました。
上手な平仮名を書けるようになった子は、進んで決められた以上
のページ数の書き取りをやってきています。
上手に書けると、単純にうれしく、書くのが楽しくなるからです。
余分にやったページは「宿題の貯金」と呼んでいます。
「貯金」は、体調が少し悪かった日、または忙しくて宿題がやれ
なかった日の分に充てることができます。
多い子は、1か月分以上の貯金があります。
自分の字が美しいとか、自分は漢字が得意だと思ったら、進んで
学習するようになるのです。
最初のところで、我慢してゆっくりやるのが、あらゆることの上
達のこつなのかもしれません。
そこで、子どものために「鬼」になってやれるかが、子育ての勝
負どころです。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★