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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.601     2015/12/26  発行部数 1092
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    お子さんの冬休みは始まりましたか。
   
    冬休みは、家事を伝える絶好のチャンスです。
   
    家の仕事をたくさん経験させられるといいですね。
   
    先週は、いつもより沢山の温かなコメントをいただきました。
   
    やる気がわいてきます。ありがとうございます。
   
    では、前号の続きです。
   
         (^_^)正しい人でいる2 良い環境
   
    給食の片づけの時、子ども達は、食器の音を一切出しません。
   
    音を立てないように、細心の注意を払って食器を返します。
   
    4月に、「音を立てないことが上品な行動につながっていく」と
   説明し、最初に厳しく「取り締まり」ました。
   
    今では、自然にできる、と子ども達は言っています。
   
    前回の「空き缶のアンケート」の後、こんな質問をしました。
   
    私「今年教わったばかりの食器の片づけ方は完璧にできるのに、
   1年生の時に教わった廊下を静かに歩くことが、まだできないのは、
   どういうわけですか。」
   
    子「だって、こうじ先生、こわいもん」
   
    子「そうそう、1年や2年の時の先生は、やさしかったものね〜」
   
    私「本当にそれだけが理由だったら、今は私のクラスにいるのだ
   から、廊下も静かに歩けるはずです。」
   
    子「そうか。でも、廊下はいつも先生がいる訳じゃないし」
   
    私「では、給食の片づけの時、私がいなければ、食器の音はがちゃ
   がちゃと鳴っていますか。」
   
    子「そんなことありません。みんな静かです。」
   
    子「習慣になっている。」
   
    中規模以上の小学校で、廊下を静かに歩くという約束を、どうす
   れば守らせられるかということに頭を悩ませている先生方も多いの
   ではないかと思います。
   
    中学校でしたら、子ども達の理性で実現できる「廊下は静かに」
   ですが、10歳以下の子ども達が何百人も生活する小学校では、そ
   ういうわけにもいきません。
   
    待ち遠しい休み時間が来ると、靴箱に向かって、つい走ってしま
   う1年生がいても不思議ではないからです。
   
    そういう環境の中で、自分一人だけが「廊下は静かに」と心に決
   めても、それを完全に遂行するのは、とても難しいことです。
   
    今回、学級の中で「食器は静かに」を完全に遂行するのは容易い
   ことでした。
   
    それは、自分以外の人も全員、同じように心を揃えて、「食器は
   静かに」を実行しているからです。
   
    そういう中で、自分だけが大きな音を立てて食器を重ねるのは、
   逆に難しいことでしょう。
   
    正しいことをするためには、正しい人たちに囲まれているという
   環境も大事だということがわかります。
   
    「正しい環境」が自然にそこにあるのなら、正しい人でいるのは、
   簡単なことです。
   
    でも、それは難しいことも多いでしょう。
   
    正しいことというのは、「楽をしたい」という野生の本能(^_^)と
   逆のことが多いからです。
   
    ここで登場しなければいけないのが、「恐い大人」です。
   
    子どもに嫌われても、子どもを正しい人にするためには、必要と
   あらば、恐い大人にならなければいけません。
   
    また、恐い大人を演じると同時に、自分の考えている「正しさ」
   が本当に子どもにとって大事なものかを、いつも自問自答していく
   必要があります。
   
    大人は、なかなか大変なのです(^_^)。
   
    正しい人でいるためには、
   
   ○ 正しいことが何かを知っている
   
   ○ 心が安定している
   
   の2つが必要です。
   
    心が安定しているためには、
   
   ・機嫌よく生きている
   
   ・良い環境の中にいる、良い環境を作る
   
   そして、もうひとつのことが必要です。
   
    長くなりましたので、最後のひとつについては、次号でお伝えし
   ます。
   
    一つの話が年をまたいでしまって、すみません。
   
    よいお年をお迎えください。

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