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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.608     2016/2/12  発行部数 1082
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    いつも、コメントをありがとうございます。
   
    今週は、2件、ご相談がありました。
   
    それぞれのお答えについて、質問された方の許可が出たら、また、
   掲載したいと思います。
   
    さて、今週は、計算ドリルの話の続きです。
   
        (^o^) 計算ドリルの答えは写してよいか
   
    「計算ドリルの答えを写してきてよいか」と子どもたちに質問し、
   話し合わせました。
   
    4分の3の子が「頭が悪くなるからだめ」、4分の1の子が「頭
   が悪くなるけど、それは自分の自由だから勝手にすればいい」と答
   えました。
   
    全く反対の意見のようですが、全員「答えを写すのは、悪いこと
   だ」という共通の認識を持っています。
   
    でも、本当に答えを写すのは悪いのでしょうか。
   
    計算ドリルの宿題が出ているのに、答えがわからないまま宿題を
   やり切れない、という場合は、どうすればいいでしょう。
   
    教科書を読み直せと言われたりしますが、それでも解けないとい
   うこともあり得ます。
   
    私は、高校1年生の時には、もう数学が全然だめで、夏休みの宿
   題に出た問題集を全部解くことができませんでした。
   
    9月になって、数学の先生に、解けないと言うと、あと1か月待
   つから最後までやりなさい、と言われました。
   
    それでも解けない問題がたくさん残り、結局、融けなかった問題
   は答えを綺麗に写すことで許されました。
   
    助かったと思ったと同時に、答えを写すことで、その解法や、そ
   の問題に隠れている重要なことを少しだけですが理解することがで
   きました。
   
    その後も、ずっと数学はできないままでしたが、問題に立ち向か
   うことは、それほど嫌ではなくなり、時には楽しいと思うことも出
   てきました。
   
    小学生も、どうしても解けない問題は、答えを写してみるのも良
   いと思います。
   
    「答えを写す」という行為自体に良し悪しはなく、それをするこ
   とで自分がどうなりたいか、という気持ちが大事です。
   
    締切ぎりぎりになって、闇雲に問題を解いて3回分を提出する子
   より、できるようになりたいと心から願って答えを写し、自分に力
   をつけようと頑張る子の方が、伸びていきます。
   
    1回目に、どうしても解けなければ、答えを写しながら解法を考
   えてみる。
   
    少し時間を空けて、もう一度解いてみる。
   
    その時、わからなくなっている部分があれば、その部分の解答欄
   を見て、もう一度、解き方を考える。
   
    3回目でも、まだ、すらすらと解けなければ、宿題は「3回」で
   も、自分は4回目もやってみる。
   
    こんなふうに、自分で「できるようになった」と感じるまで、が
   んばり続ける子が、力を伸ばします。
   
    今の私のクラスには、同じページがわかるまで、5回も6回も繰
   り返しやっている子が、一人います。

   ★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
   
   どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
   
   を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
   
   言える話もありますよね。                ☆★