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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.627     2016/6/26  発行部数 1179
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    6月が終わり、今年も半分が過ぎてしまいますね。
   
    6月30日、第五福竜丸事件630市民集会で、子どもたちが「あさ
   が来た」の主題歌とオリジナル曲「いちばん大事なこと」を歌いま
   す。お近くの方は、ぜひ、どうぞ。
   
         (^o^) 理由を一つにして叱る
   
    廊下で騒いでいる6年生を叱りました。
   
    騒ぐといっても、楽しそうに、少しだけ追いかけっこをしていた
   だけです。
   
    廊下で騒いではいけない、というのは、大人にとっては、ごく普
   通のルールです。
   
    騒いではいけない理由は、他の教室の迷惑になる、歩いている人
   たちに危険が及ぶ、など、改めて並べてみると、いろいろ出てきま
   す。
   
    うっかりすると、お説教の中に、この様々な理由を延々と並べて
   しまうことがありますが、それは、あまり意味がありません。
   
    6年生ともなれば、騒いではいけない理由の一つや二つは言える
   くらいの年齢で、騒いではいけないことは分かっているのに、つい
   やってしまったのです。
   
    今回、私が叱った理由は一つだけです。
   
    「ここは、下級生が通る。6年生全員が馬鹿だと思ってもいいの
   か。君たちがおかしなことをするところをここを通った下級生が見
   れば6年生全員が尊敬されない。逆に、君たちが良いところを見せ
   れば、下級生は6年生に憧れ、真似をする。教室から一歩出たら、
   君たちは6年生と大きく書いた服を着ているのだ。楽しく騒ぎたかっ
   たら、6年生の服が脱げる教室に行きなさい」
   
    (昔、私がこう言うのを聞いて、この先生は「悪いことは隠れて
   しなさい」と教えるのか、と言われたことがありますが、ちょっと
   がっかりしました(^o^))
   
    叱られるのは、誰だって嫌なので、叱られている時間は短い方が
   いいに決まっています(^o^)。
   
    また、人間の脳は、嫌なことは自然に耳に入らないようにできて
   いるので、廊下で騒いではいけない理由を並べ立てても、頭には入
   りません。
   
    特に、10歳以上の子どもを叱る時には、叱る方の理由が曖昧だ
   ったり、大まかだったりしては、叱られた方も、自分を正そうとす
   る意欲が半減します。
   
    叱られた理由を明確にしてもらうことで、叱られた方は、自分を
   正す方向を定めることができるので、たとえ叱られたことで感情が
   揺れても、次にやるべきことがはっきりし、やりなおそうと決心し
   た時に、初めの一歩を進めやすいのです。
   
    叱らなければならない状況にぶつかったら、まず、理由を一つに
   し、どんな文脈で話をまとめるかを頭の中でシミュレーションして
   から、話し出しましょう(^o^)。

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