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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.639     2016/9/25  発行部数 1170
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    「君の名は」を見ようと休日の朝一番に劇場に行ったのですが、
   満席で観ることができず、帰ってきました。日本映画で劇場が賑わ
   うのは、とてもうれしいことですね。
   
        (^o^) 道具を手に馴染ませる
   
    さて、基礎学力2番目の四則計算です。
   
    計算は計算機にやらせればいい、とでも言うように、今の教科書
   には、時々、計算機のマークの入ったページがあります。
   
    計算などの思考に必要ない面倒なことは機械に任せて、子どもは
   問題を解くことそのものに集中すればいいという考え方です。
   
    もちろん、計算力では機械の方がずっと力があるので、一見正し
   いように思えます。
   
    が、例えば、包丁を使うことができずに、メニュー、レシピだけ
   を考える料理人は、ちょっと考えらません。
   
    それは、基本的な道具を駆使してこそ、美味しい料理のアイデア
   が出てくるからです。
   
    何十桁もの計算のトレーニングをする必要はありませんが、63
   7号などで書いたレベルの四則計算は、道具として役立つだけでな
   く、計算を鍛えることで脳もよく働くようになります。(くわしくは
   637号などのバックナンバーをご覧ください。)
   
    637号で紹介した4つの計算は、ぜひ、徹底的にやってくださ
   い。
   
    この計算ほどではありませんが、同様に役立つ「道具」に、美し
   い平仮名があります。
   
    1、2年生のうちに、美しい平仮名をじっくり、しっかりと身に
   つけた子は、それ以後、字を早く綺麗に書くことができます。
   
    字を書くことは、思考をまとめるのに必要不可欠なので、字を早
   く綺麗に書く力は、思考をより速くさせます。
   
    それなら、スマホで速く字を打てるように練習すればいいと言わ
   れるかもしれません。
   
    でも、残念ながら、今のインターフェイスでは、足りないことが
   あります。
   
    それは、字を書いている途中に、自由に図を描くことができない
   ことです。
   
    何かを考えながら書いている途中で、ノートの隅に絵や図をちょ
   っと描く。
   
    実は、これが思考能力を大きく伸ばすのです。
   
    (この点については、また、機会があったらお話したいと思います。)
   
    四則計算から話が飛んでしまいましたが、大事なのは、思考をす
   るためには、ある程度の「道具」が手に馴染んでいることが必要だ
   ということです。
   
    人類は、道具を手にし、工夫を加え続けることで進化しました。
   
    今、生まれた子どもたちは、十数年のうちに、この人類の進化の
   軌跡をなぞった上で、さらに発展していくことが必要です。
   
    ですから、本当に子どもたちの能力を引き出したいのなら、最低
   でも10歳までは、機械の恩恵を受けさせるのではなく、人類の数
   百年間を辿らせた方が有効です。
   
    でも、世の中は、10歳までの子どもにも機械を与えたほうがよ
   いという風潮になっています。
   
    ですから、それは違うと気づいたお父さん、お母さんの子どもは、
   逆にチャンスを得たと思ってほしいのです。
   
    四則計算に限らず、「道具」を手にさせましょう。
   
    (長くなったので、また、次号に続きます)

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