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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.640     2016/10/3  発行部数 1154
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    あっという間に10月ですね。
   
    学校では、ちょうど半分が終わったところです。
   
    クラスで、半年を振り返ってみましたが、子どもたちは、真剣に
   反省したり、自分の進歩を喜んでいました。
   
   (余分な話ですが、「〜たり」と一度書いたら、次も「〜たり」でつ
   なげなければいけないと、よく注意されるのですが、あれは何時代
   の何を根拠に言っているのでしょう。よく知らないのですが、仕事
   の文章では、一応大人しく素直に(^o^)直してます。ここでは、とり
   あえず、直さずに。)
   
         (^o^) 未知のものを楽しいと感じること
   
    さて、基礎学力の3番目「未知のものを楽しいと感じること」で
   す。
   
    子どもは、もともと好奇心旺盛なのだから、なぜ、それをことさ
   ら取り上げるのか、と思われるかもしれません。
   
    その通り、子どもは、もともと好奇心旺盛です。
   
    特に「10歳の節目」を通過する前の子は、この好奇心が能力を
   うんと伸ばす力になります。
   
    ところが残念なことに、好奇心を持たないで授業に参加する子が、
   年々増えています。
   
    2年生で、九九を勉強する時、「塾で習ったから、できる」と
   真剣に取り組もうとしない、という具合です。
   
    ピアノ、書道、水泳といった技術や身のこなしを体に染み込ませ
   る「お稽古事」は、できるだけ早くからやるほうがよいと考えてい
   ますが、学校の勉強を先取りするのは、10歳までは、逆効果だと
   思います。
   
    さらに心配なのは、小さな頃から電子ゲームを一人でやっている
   子です。
   
    昔の子は、原っぱで遊び、虫を追いかけました。
   
    また、近所の子と遊ばなければ、遊ぶ方法がありませんから、多
   くの子と遊びました。
   
    ここに、好奇心を育む土壌がありました。
   
    電子ゲームを作ったのは、人間です。
   
    どんな謎が、その電子ゲームに仕込まれていようが、言ってみれ
   ば、たかだか人間の考えたことです。
   
    ところが、虫は人間の発明したものではありません。
   
    人知を超えた存在です。
   
    そこに潜む謎は、電子ゲームの謎とはけた違いの多さと深さがあ
   ります。
   
    また、人間そのものも、人知を超えたものです。
   
    ですから、人と付き合うというのは、どこまで行っても謎だらけ
   です。
   
    同じゲームでも、一人でやる電子ゲームは、人の作った謎を解く
   だけですが、多くの人とやるボードゲームは、人の作った謎ではな
   く、人そのものという謎を解かなければならないので、好奇心は底
   をつきません。
   
    小さな頃から、一人で電子ゲームをやっている子は、好奇心がど
   んどん浅くなっているのではないかと思います。
   
    さらに、「ボタンを押すと動くもの」以外には、脳が反応できな
   くなっているようです。
   
    本来持っているはずの「好奇心」を、ことさら基礎学力としてあ
   げたのは、こういう理由です。
   
    お子さんの好奇心は、大丈夫ですか。
   
    未知のものに出会った時、「めんどくさい」と言いませんか。
   
    お父さん、お母さんが子どもの頃と比べてみてください。
   
    (次号に続きます)

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