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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.644     2016/10/30  発行部数 1144
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。10月も終わりですね。
   
    いつも、たくさんのコメントをありがとうございます。
      
   みなさんの声***********************************************
   自主的に家庭学習ができる児童をどのように育成するのか、なかな
   か難しい問題です。
   ***********************************************みなさんの声
      
    どうすれば、自主的に勉強するようになるのでしょう。
   
        (^o^) 自転車に乗れる日まで
   
    私の勤める町では、6年生全員が選手として参加する陸上競技大
   会があります。
   
    すべての子が出場するので、走るのが遅い子も、走る姿を見られ
   たくない子も、みんな100m競争に出なくてはいけません。
   
    大会当日は、家族もたくさん見に来ます。
   
    そういう子が、あまりに可哀そうなので、2か月くらいかけて、
   練習させます。
   
    2か月では、それほど成果は上げられませんが、とりあえず10
   0mを走り切る体力をつけることと、美しく走るフォームを教えます。
   
    フォーム作りは、一生を通しての宝になると考えてのことです。
   
    今年の6年生は、一人一人が本当によく頑張りました。
   
    練習を見ていると、1回1回、フォームに関して自分の課題を持
   って走っていました。
   
    予定帳にも、今日の課題を進んで書いてくる子が何人もいました。
   
   (予定帳による勉強法については、バックナンバーをご覧ください)
   
    陸上大会当日、全員が自己ベストを出しました。
   
    「もともと走るのは嫌いだし、練習も最初は嫌でした。でも、自
   分のフォームがきれいになったり、タイムが上がっていくたびに、
   走るのが好きになりました。」
   
    Aさんの書いた練習の振り返りの一部です。
   
    人間は、好きなことなら自主的に取り組みます。
   
    では、どんなことが好きなのかというと、自分が「上手にできる
   こと」です。
   
    では、どうすれば、できるようになるかといえば、できないこと
   を頑張ってできるようにすればいいのです。
   
    転んでばかりで傷だらけになった、自転車に初めて乗ろうとした
   日に、自転車が大好きになることはありません。
   
    自転車がすいすい乗れるようになった日から、自転車が大好きに
   なれるのです。
   
    1日目に乗れなかったから自転車に乗るのをあきらめてしまうの
   か、それとも、明日も傷だらけになって練習するのか。
   
    できないことができるようになるまでの、ほんの少しの期間が、
   勝負の分かれ目です。
   
    自転車は、ほとんどの人が乗れるので、誰でも乗れるようになる
   まで頑張ることができると思いがちですが、そうではない人もいる
   し、他のことに関して言えば、できるようになるまで頑張ることの
   方が少ないのが現実です。
   
    子どもには、親がいます。
   
    つらい練習期間、励ましたり、叱ったりして、頑張らせてくれる
   人です。
   
    さらに、子どもは、大人よりも速く「自転車に乗れる」ようにな
   ります。
   
    すべてのことに、これは当てはまります。
   
    子どもが進んで勉強しないのは、「勉強ができる子になった」と
   いう実感がないからです。
   
    Aさんは、みんなより速く走れるようになったわけではありませ
   ん。
   
    でも、自分は上手になったという実感があったから、走るのが以
   前より好きになったし、自分でも研究するようになったのです。
   
    これは、学校で無理やり100m走の練習をやらされなかったら、
   起きなかったことです。
   
    「自転車に乗れるようになるまで」無理やりにでも鍛えてやるこ
   と、その先、自分で考えれば、もっと自転車が楽しくなることを伝
   えてやること、が、自主的に勉強する子を育てる方法です。

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   言える話もありますよね。                ☆★