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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.651 2017/1/6 発行部数 1131
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ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
お子さんは、どんな初夢を見たでしょうか。
(^o^) 夢を始める
6年生の国語の教科書に、伝統的な文学に触れる例として、狂言
の脚本が載っています。
文学作品として深く読み解くよりも、狂言などの存在に興味を持
ち、自ら、より親しんでいこうとする気持ちを作ってやることが重
要です。
年末の授業では、範読CDの口調を、できるだけ真似て読んでみる
ことにしました。
狂言ですので、聴いている人の笑いを誘えたら高得点がとれます。
とはいうものの、これはハードルが高い授業です。
中には、がんばって、真似しようとする子もいましたが、ほとん
どの子が撃沈。普通の朗読と変わらない音読をして終わりました。
ところが、この中で、AさんとBさんの一組だけは、大変上手に
朗読し、みんなを沸かせました。
AさんもBさんも明るく、学級委員や委員会長をやっている女子
ですが、授業では積極的に発表することは稀な人たちです。
二人とも、1年間、すべての授業を合わせても、全員の前で発言
するのは、10回に満たないかもしれません。
その二人が(演じたといってよいほど)大胆に朗読したので驚きま
した。
今年は、年間を通じて、総合学習で、夢の叶え方という学習をし
てきました。
「夢を見るというのはどういうことか」
「夢を叶えると幸せになれるのか」
「世の中にはどんな職業があるのか」
「夢を叶えるのに必要な力は何か」
「自分の力はどうやって見つけるのか」
「おもてなしと夢の関係」
などを毎週、学んでいきました。
目的は、「夢の職業を一つ選んで、それに向かって頑張りましょ
う」ということではないので、子どもたちは、こんなふうにしてみ
んなと一緒に幸せになりたいという夢を、今、たくさん持っていま
す。
AさんとBさんの現在の夢は似ています。
Aさんは、自分を見た人がみんな幸せになってくれる女優、Bさ
んは演劇を裏で支える人になりたいと思っているようです。
この二人の朗読が、今までの二人からは聞いたことのない、やる
気にあふれたものだったのです。
それを聞きながら、「この子たちは、自分の夢を本気で考えてい
るのだ」と嬉しくなりました。
この二人が組んで何かをするというのも、あまり見たことがない
ので、このコンビが実現したのも、夢のおかげかもしれません。
夢を持ったら、その道を歩くために、日常の小さなことを変えて
いく、という話が、彼女たちには理解できたようです。
小学生のうちは、まだ、自分の正体もわからないので、夢を一つ
に絞る必要は、ほとんどの子にはないはずです。
ですから、「将来何になりたいのか」と自分を追い込ませるより、
いろいろなことに手を出していいから、興味を持ったことにすぐに
挑戦したり、日常のほんの小さなことを変えてみたりすることの大
切さに気づかせる方が大事です。
いくら夢に見ても、それに向かって行動を始めなければ、夢はい
つまでも遠い場所で輝いているだけです。
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