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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
      
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
      
    子どもをよい子にする方法。
      
    vol.672     2017/6/4  発行部数 1108
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        ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
      
     最新の日記はこちらから
      http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
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    こんにちは。
   
    早くも6月です。
   
    最後の運動会は、クラス対抗で全種目負けで終わりました(^o^)。
   
    今年も勝てなかったと帰宅して話すと、妻からは「勝ちは若い人
   に譲ればいいのよ」と指導を(^o^)受けます。
   
           (^o^) スピードなぞなぞ
   
    学習に勝ち負けはありませんが、時には、スピードがあるほうが
   よい学習もあり、そういうものは、隣りの子と競争することで、力
   が伸びることが多いでしょう。
   
    以前からお話している1年生のたし算、ひき算などは、スピード
   の違いが、高学年の算数に大きく影響しますので、ぜひ、競争させ
   る勢いで身につけさせたいところです。
   
    今回お話する「スピードなぞなぞ」(こういう名前のものがあるの
   ではなく、私が勝手に言っているだけです)は、計算のスピードの必
   要性とは少し違いますが、力を伸ばすことができます。
   
    今回の伸ばしたい力は、他の人とは違うことを発想する能力です。
   
    算数の学習では、1+1=2と答えれば、100点をとれますが、
   これだけでは、算数を使って脳の力を伸ばすことはできません。
   
    算数で、一番力を伸ばせるのは、答えに至るまでの道筋を沢山考
   えることです。
   
    1+1が何故2になるのかを、いろいろと考えることで、脳の力
   は増えていきます。
   
    子どもたちには、「正しい答えが一つ、山の頂上にあるとしたら、
   そこへ行く道は何本もある。それをできるだけ沢山見つけて、その
   中で、最も速く楽に正確に行ける道を探すのが、算数の勉強」と話
   しています。
   
    「スピードなぞなぞ」は、そうすることが良いと自然に思うこと
   ができるゲームです。
   
    先日、学級で出したなぞなぞは、「お父さんは、朝、車ででかけ
   ましたが、すぐに帰ってきました。なんで帰ってきたのでしょう。」
   
    この問題は、ほとんどの人が「なんで」を理由だと思うことを利
   用し、お父さんが帰ってきた理由を考えさせておいて、「なんで」
   を何を使ってと解釈し、「車」というのが正解のなぞなぞです。
   
    ですから、「車」と答えれば、完璧な答えになりますが、スピー
   ドなぞなぞは、ここからが違います。
   
    子どもたちは、解答用紙に「車」と書いて、さっと先生の前に並
   びます。
   
    先頭に並んだ子の解答用紙には、先生が○をつけます。
   
    でも、2番目の子は×です。
   
    1番の子が、「車」と答えてしまったからです。
   
    2番目の子からは、また、席にもどって、答えを書き直します。
   
    「財布を忘れたから」「仕事をくびになったらから」…。
   
    子どもたちは、頭を捻り、解答を次々に書いてきました。
   
    他の人と違う発想をする…この力をいきなり授業で育てようとす
   ると、子どもたちも困るし、先生も課題設定が難しくなるはずです。
   
    でも、こうしたゲームで日頃から遊んでいれば、人と違うことを
   考えるのは良いことだ、楽しいことだ、という、気持ちのベースが
   出来上がるし、慣れてくれば、だんだん答える力もついてくるので
   はないかと思います。
   
    もし、家庭でやるならば、
   ・順番に問題を出し、他の人が答える
   ・誰かが3つ答えを書いたら終了
   ・一つの答えについて10点
   ・でも、みんなが認めない無茶な答えは減点
   などというルールを決めて、やって見てはいかがでしょうか。
   
    ルールを自分たちで決めるというのも、お子さんの力を伸ばすの
   には、うってつけの行為です。
   
    また、面白い問題、面白い答えが出てきたら、教えてくださいね。

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