ホームページ『季節の小箱』へ
===========================================================
◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.673 2017/6/10 発行部数 1108
===========================================================
『季節の小箱〜第1集 家族の時代』発売中
全国どこの書店からでもお求めになれます。
ぜひ一度、読んでみてください。(^o^)こうじ
最新の日記はこちらから
http://blog.livedoor.jp/sinji3218/
===========================================================
こんにちは。
いつも温かなコメントをありがとうございます。
コメントなしのワンクリックも、やる気につながっています。
現役引退まであと10か月、「よい子」も頑張れそうです。
(^o^) 国語の読解力 物語文
お便りをいただきました。
みなさんの声***********************************************
イメージ化することは重要ですね。国語科の読解力について関心が
あります。もしよろしければ、とりあげてほしいテーマです。よろ
しくお願いします。
***********************************************みなさんの声
とても難しいテーマですが、読解力と言っている限り、国語を取
り上げず、算数だけで終わっては、まずいですね(^o^)。
ただ、読解力の根本については、多くの国語教育の大家が語って
いるものが世に溢れているので、詳しく知りたい方は、そちらを、
簡単に浅く知りたい方は(^o^)「よい子」を参考にしてください。
まず、物語文です。
以前は、わからない言葉を辞書で調べ、全体を幾つかの場面にわ
けて精読し、登場人物の心情をきめ細やかに追う、というような授
業をしたこともありますが、時間の不足は、どうしようもないこと
で、今の現場では、そんなことをしている暇はありません。
そこで、高学年の国語の授業で物語文を扱う時は、何気ない言葉
や、一見、登場人物の心情とは関係ない言葉と思えるものの裏側に
隠れていることを見つける、という学習に絞っています。
低、中学年の子には、「この言葉を掘ったら、どんな宝物が出て
くるかな」と問います。
6年生の国語の教科書(光村図書) に、 重松清さんの「カレー
ライス」という作品が掲載されています。
6年生の男の子が、大人扱いしてくれないお父さんに対するいら
いらや、自分を叱ったお父さんに素直に謝りたいのにできない自分
に対するいらいらが、お父さんと一緒にカレーライスを作ることで、
(表面には出さないけれど)解消していくというストーリーです。
「僕たちの特製カレーは、ぴりっとからくて、でもほんのりあま
かった」という一文で終わります。
「ぴりっとからくて、ほんのりあまかった」のは、カレーの味で
すが、もちろん、これは、カレーが美味しかったという意味ではあ
りません。
大人として認めてもらったうれしさや、完全に素直になれない自
分への反省など、いろいろな気持ちを「味」で表しているのです。
「見上げた空は青かった」「いつもより風はやさしく吹きぬけて
行った」など、物語には、他のものを借りて登場人物の心情を表し
ている文が、それこそ、宝の山のように、あちこちに散らばってい
ます。
それを丹念に読み取れれば、物語文の読解力があると判断してよ
いと思います。
もし、家で、本読みの宿題などをやっていて、同様の場面に出会
ったら、「ぴりっとからくて、ほんのりあまかった」って、どうい
うこと?と訊いてみてください。
「この子は、なかなか素直になれなかったけど、やっとここで、
お父さんとの関係が、ちょっとだけよくなったんだ」というような
ことを説明してくれれば、読解力満点です。
もし、「このカレーは中辛だから、辛かったり甘かったり感じる
んだよ」と言ったら、家族で読書会をすぐに開きましょう(^o^)。
同じ本を親子で読んで、それについておしゃべりすることから、
始めてください。
★☆うまく答えられないかもしれないけど、ご相談がありましたら、
どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の悩み
を解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だからこそ、
言える話もありますよね。 ☆★